2008年7月9日水曜日

「共にいる」ということ

ずっと以前の、あるコーチによる講演会でのこと。

最後の方で、参加者からこんな質問がありました。


「いまだに後悔しているコーチングセッションはありますか?」


その答えは大筋でこんな内容だったと記憶しています。




  約束の時間にクライアントが電話をしてきました。
  「実は夕べ、父が亡くなりまして」
  というのが、クライアントの第一声でした。
  私は大きなショックを感じながら、言いました。
  「それは大変だ、今日のセッションは中止にしましょう」

  そのあと、私は後悔しました。
  クライアントは、大変なときだからこそ
  コーチングセッションをしたかったのではないか?
  だから電話してきたのではないか?

  あのときの私はクライアントと「共にいられなかった」のですね



この話を思い出しながら

もし、よく似た状況が今の私に起こったらどうするか考えてみました。

「それは大変だ、今日のセッションは中止にしましょう」

ではなく、

「それは大変だ、では、今日のセッションはどのようにしましょうか?」

と、クライアントの意志をたずねるかな、というのが今の私の答えです。


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「価値」と「価値観」と「ニーズ」に関する覚書

りらっくま・マグカップ

「価値」と「価値観」と「ニーズ」について
自分なりに定義してみました。

【価 値】実は、いつもやっていることの周辺にあるもの。
自分では「やっている」と意識してないこともある。
     価値は強みであるとは限らない。
     例えば、テニスの才能があっても、テニスが好きとは限らない。
   
【価値観】良し悪しや、善悪などの判断の基準になるもの。
     価値とは異なる。スタンダード。

【ニーズ】満たされいないとイライラしたり、不安になったり、
     または、思わぬところで感情的に反応したりするもとになるもの。
     満たされると、自分らしさを十分に生かした最高のパフォーマンスをする。

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2008年7月8日火曜日

今、『蟹工船』が本屋で平積みに

学生時代の教科書、『国語便覧』の「プロレタリア文学」の項目に

小林多喜二 『蟹工船』 

と書かれているのを目にしたことがあります。



その『蟹工船』が今、本屋で平積みだそうです。

例年は年間5000部ほどなのに、今年はすでに30万部売れているとか。


2008年1月9日の毎日新聞の

高橋源一郎、雨宮処凛両氏の対談で

「今の大学生が共感している」「フリーターの状況に似ている」

という意見が出されたのがきっかけだといわれています。

(対談の内容はこちら)


面白かったフレーズは

 蟹工船は今でいう「偽装請負」の話/リアル(現実)が面白い
 


志賀直哉の小説で文章修行をしたといわれる

小林多喜二の『蟹工船』の冒頭は、こんなです。

「おい地獄さ行(え)ぐんだで!」
 二人はデッキの手すりに寄りかかって、
 蝸牛(かたつむり)が背のびをしたように延びて、
 海を抱(かか)え込んでいる函館(はこだて)の街を見ていた。
 ――漁夫は指元まで吸いつくした煙草(たばこ)を唾(つば)と一緒に捨てた。
 巻煙草はおどけたように、色々にひっくりかえって、
 高い船腹(サイド)をすれずれに落ちて行った。
 彼は身体(からだ)一杯酒臭かった。

 
 
ラジオで冒頭部の音読を聞き、思わず仰天。

昭和初期のモノクロの映画の様なシーンが次々と

脳裏に浮かんできたものだから。

主演は何故か若いときの石原裕次郎。

でも、それだとストーリーが変わってしまいそう・・・。







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2008年7月6日日曜日

触覚系な一日

蓮の花

しばらくブログの更新がスローペースでした。


ぼーっとしていたからです。


ぼーっとするのは、「なまける」ことだと思っていましたが、

この一文を読んでからは、そうでもないか、と思うように。


「裸眼で見る」とは、自分の身体感覚を通して世界に触れること、
それによって自分の位置をはかり、
人としての平衡を保っていく訓練のことでしょう。


自分でもぼんやり過ごすことが多いのでわかりますが、
そいうとき人間は何もしていないのではない。
肌で周囲をありありと感じ、じかに、生身で世界に触れているのです。
音にも匂いにも空気の流れにも、感覚は開いています。

(2008年6月28日 読売新聞 芥川喜好「時の余白に」から)


そこで私は、ぼーっとする一日を

「触覚系な一日」

と名づけることにしました。

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2008年7月5日土曜日

ビートルズのブラックバード

今だに聞くとドキっとする曲。

ポール・マッカートニーによる1968年のものです。

アメリカの公民権運動が背景にあるそうですが、

聴く人によって、いろいろな解釈があるでしょう。




Blackbird singing in the dead of night
Take these broken wings and learn to fly
All your life
You were only waiting for this moment to arise
Blackbird, fly
Blackbird, fly
Into the light of the dark black night

("Blackbird"より)

ブラックバードが/真夜中に啼いている
その折れた翼で/飛ぶことを学べ
これまでずっときみは
この飛翔の時を/ただ待っていたのだ
ブラックバードよ、飛べ
ブラックバードよ、飛べ
暗くて黒い夜の光の中へ

(片岡義男訳 ビートルズ詩集 1 (1) (角川文庫 赤 357-1) より)



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2008年7月4日金曜日

『身体は動かしてナンボや!』

野球部員の次男が背中を痛めたとき、

スポーツをこよなく愛する友人から

薦めてもらった本です。

『痛い腰・ヒザ・肩は動いて治せ』島田永和著 朝日新書




整形外科医が書いた本です。


「痛みがあるなら何が何でも安静」というのではなく

できるだけ、早い段階で「上手に」動かそう、というものです。


イチローや「オグシオ」のような一流のアスリートの治療を通して

生まれた考えだそうですが、

 「動いて治す」という考え方は
 スポーツ選手だけのものではなく
 働く人、主婦、高齢者、障害者など
 すべての生活し活動する人間にあてはまるものだと気づいた
そうです。
 
そのためには、治療を医者任せにするのではなく、患者自身が

 自分の身体に起こった異変を理解し、
 自分の力で解決する方法を学んで実際に行動
する方法を書いた
 
 人からしてもらう「受け身」の対処ではありません。
 自ら考えて行動する自立した人間が行う
 「前向き(能動的)」治療です。
 人任せではない分、楽ではありませんが、
 適切に実践すれば必ず効果がでますし、
 しかも効き目が長続きします。


 
そんな能動的治療を行うには、

まず患者自身が

「いつ頃までにどんな生活、どんな活動ができるようになりたいのか」

をイメージし、

治療者の役割は「その人がその人らしく生きることをサポートする」

ことなのだそうです。


考え方の枠組みがとてもコーチング的であります。


この本を教えてくれてた KMさん、感謝です♪


次男は結局、骨折ではなく筋肉挫傷で、毎日休まず部活をしています。
最初は運動内容を制限していましたが、今は完全復帰です。

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2008年7月1日火曜日

ジャニス・イアン At Seventeen

1975年、25才のジャニス・イアンによって
作詞・作曲された歌

ボサノバの「イパネマの娘」風の
とても美しいメロディーにのせて、

こんなに主張のはっきりした歌詞があったことに驚きます。



I learned the truth at seventeen
that love was meant for beauty queens
and high school girls with clear skinned smiles
who married young and then retired.

真実を知ったのは私が17才のとき
恋愛は 美人コンテストの女王や
キレイな肌でほほえむ女の子達のものだということ
彼女達は早く結婚して、恋愛生活から引退するということ。

(略)

And those of us with ravaged faces
lacking in the social graces
desperately remained at home
inventing lovers on the phone
who called to say come dance with me
and murmured vague obscenities
it isn't all it seems
at seventeen.

美人でもなく 魅力的でもない私やあなたは
家に閉じこもって、やけをおこして
恋人から電話があったふりの一人芝居
「ダンスに行かないか」からはじまる愛の語らいとか
・・・実際は、どれもありえなかった17才

(中略)

The rich relationed hometown queen
marries into what she needs
with a guarantee of company
and haven for the elderly.

Remember those who win the game
lose the love they sought to gain
indebtures of quality
and dubious integrity.

お金持ちで家柄のよい地元の女王さま達が
結婚に望んだものは
会社の保障と老後の安定。

こういうゲームに勝つ人たちは
得たつもりの愛をかえって失うもの
確かさも見かけだけ
誠実さもあやしいもの

(中略)

It was long ago and far away
the world was younger than today
and dreams were all they gave for free
to ugly duckling girls like me.

もうずっと遠い昔の話
世界も今より若かったころ
夢だけはふんだんにありました。
私のように「醜いアヒルの子」の女の子達にも

(後略)

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