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2010年1月5日火曜日

「永遠のマリア・カラス」



これも観たかった映画の一つです。

マリア・カラスの歌声は初めて聴きましたが、驚きました。

人の歌声というより、ひとつの楽器と言えばいいのでしょうか。


日本の芸論では、枯淡の芸とか、時分の花より、枯れてこその花に価値があるといいますが、

カラスの芸は、若く、絶頂期の身体を持つ人にしか不可能なものなのでしょう。

その意味ではスポーツ選手と同じですね。


カラスを演じるファニー・アルダンがまた素晴らしい。

演技だけでなく、オペラ歌手の呼吸法、息継ぎ、体の使い方まで研究していました。

カラスが乗り移った、と監督に言わせたそう。


***
本日は、事務作業1そこそこに進捗中、事務作業2は、めでたく完了。






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2009年8月9日日曜日

メリル・ストリープの料理研究家

今アメリカで公開中の映画「Julie & Julia」では

メリル・ストリープが

1940~1950に活躍したフランス料理研究家役で登場しています。

ユー・ガット・メールのノラ・エフロン脚本。

「プラダを着た悪魔」のストリープも迫力あって良かったですが

こちらのストリープはまた全然違った味を出していて楽しみです。

こちらの広告用映像でも、その一部が見られます。






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2009年2月14日土曜日

『ディファイアンス』 初めて語られたユダヤ人によるユダヤ人救出の物語

1941年、ナチスの迫害をのがれて

ベラルーシの森に逃げ込んだ ユダヤ人3兄弟と1200人のユダヤ人たちの物語

厳寒のベラルーシの森の中でコミュニティーを作り、

迫害が終わるまで生きのびる。

そこには、病院があり、学校があり、裁判所があり・・・。


恋があって、誕生があって、

さまざまな矛盾と悩みがあり・・・。


このコミュニティーを率いた3兄弟は

このコミュニティーについて生涯、沈黙したまま、

1人は後の戦争で、後の2人はアメリカで無名のまま貧困のうちに亡くなりました。


シンドラーや、杉浦千畝のように、

ヒーローとして讃えられることはありませんでした。



そして、ようやく、映画化。

主題は一貫して「人間らしく生きる」で、重たい映画だとのこと。

監督は「ラストサムライ」のエドワード・ズウィック。



「ベラルーシの森の1200人」の子孫は、現在数万人になっているそうです。



京都では二条シネマで今日から公開。

公式サイトはこちら。



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2009年2月6日金曜日

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

80歳で生まれたベンジャミンが、どんどん若返っていく、という設定の映画

複雑な感情の数々が描かれているそうです。

「成長する、とは、どれだけいろいろな種類の感情を理解できるか、である」

と言った人がいました。

出演はブラッド・ピットとケイト・ブランシェット

ケイト・ブランシェットが出ているなら、よけいに是非とも観たい・・・。

公式サイトはこちら。

京都では明日から公開。


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2009年1月27日火曜日

映画 『禅』

中村勘太郎主演の映画、

『禅』(音が出ます)を観ました。


道元の一生を描いたものですが、

映像の美しさを楽しむ映画かな、と思いました。


道元役の中村勘太郎の歌舞伎役者らしい端正な美しさ

老典座(てんぞ:料理番)役の笹野高史の味わい、

北条時頼役の藤原竜也のうまさ。


それと、中国と日本のロケ地の美しさと、

同じ寺でも、そのたたずまいの違い。


そんなことを楽しみました。


映画だけでは足りない部分は

原作本『永平の風』を10年ぶりに書棚からひっぱりだして

チェック。







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2009年1月16日金曜日

『ベアテの贈り物』

The gift from Beate

ロンドン在住の友人から、映画『ベアテの贈り物』の存在を教えてもらいました。


ベアテ・シロタ・ゴードン

1923(大正11)年
ウィーン生まれ。
ロシアのピアニスト、レオ・シロタ氏が父。
レオ・シロタは、リストの再来と言われた

5才の時、山田耕筰の招きで東京音楽学校(現・東京芸大)に赴任した父とともに来日し、少女時代を乃木坂で過ごす。

1945(昭和20)年
GHQ民政局のスタッフとして再来日。
22才の若さで日本国憲法の人権条項作成に携わる。
その草案は、第14条「法の下の平等」、第24条「両性の平等の原則」などに生かされている。

1996(平成8)年
この年より日本全国で講演活動を展開、その数200ヶ所以上に及ぶ。

 1997(平成9)年
エイボン女性大賞受賞。

6ヶ国語に堪能。現在ニューヨーク在住。


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2008年12月26日金曜日

「君の最大の恐怖は何だ?」

文武両道スポ根高校バスケ映画、「コーチ・カーター」から

コーチ・カーター:君の最大の恐怖は何だ?
選手:どうして、あの質問ばかりするんだろう?君の最大の恐怖は何だ?って、どういう意味だ?


コーチはこの質問を何度も選手に投げかけますが、選手は答えません。

しかし、物語が進むにつれ選手はこのように答えます。

  最大の恐怖は無力と知ることではない。
  最大の恐怖は自分の測り知れない力だ。
  恐ろしいのは自分の闇ではなく、光。
  自分の力を隠し、周囲のもの達を不安にさせないよう縮こまっていては
  世界を照らすことはできない。
  小さな子供らと同じように輝こう。
  すべての人の内に光がある。
  自分自身を輝かせれば、周りのものたちも自然と輝きはじめる。
  恐怖から解き放たれれば、周りのものたちも解き放つことになる。


何かの引用のようだと思い調べたら、

オリジナルはマリアンヌ・ウィリアムソンの本「愛への帰還」でした。

キリスト教のバックグラウンドを持つスピリチュアル系の本です。










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2008年11月27日木曜日

美しきディソシエーション




スタンリー・キューブリック監督の映画、バリー・リンドン(1975)について。


オープニングの音楽は、ヘンデルの荘重なサラバンド。

キリスト教の賛美歌にもなっている曲で、その出だしの歌詞が

「罪、とが、不義、悪・・・」であることを知っているので

(ああ、そういう話なの・・・)と気分は一気に重くなります。

しかし、アイルランドの風景があまりに美しいので

ついつい見続けます。



主人公は、さっぱりした男ですが、イイ奴と言えないところが多数あり、どうも感情移入し難いです。


それでも、ときどき流れるシューベルトのピアノ三重奏曲ホ長調第二楽章が

「我らが主人公は行く行く、快活さと愚かさと未来の憂いを予見させつつ」

というムードを見事に作り出し、

映像はどの部分も昔のヨーロッパの名画のように美しいので

やはり、見続けてしまうことになります。



映画はこのようにしめくくられます。


 これはジョージ三世の治世の物語。
 そこで人々は生きて、言い争った。
 良い者も、悪い者も
 美しい者も。醜い者も
 金持ちも、貧乏人も
 今となっては皆、同じ。












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2008年11月11日火曜日

クィーン

OさんNさんのすすめもあって、

ヘレン・ミレン主演の「クィーン」を観ました。

ダイアナ元王妃の葬儀を中心にした

英国王室の7日間。


世界の絶賛を浴びたというエリザベス女王役、ヘレン・ミレンが演じたのは

「義務が第一、自分は第二。」ということと観ました。

この場合、義務とは、神と国民に全人生を捧げること

自分とは、千年続く王室の一員であることも含む、自分自身。



好きなシーンは車が故障して救援を待つあいだ、女王が牡鹿に会うシーン。

そして、最後に女王が首相と散歩するシーン。三匹のコーギー犬がかわいい。

この映画で動物に与えられている意味はなかなか重要に思えます。


いっぺんに、ヘレン・ミレン女王のファンになりました。

同時に監督が、どういう目的でこの映画をつくったのか気になります。

(私が見たDVDには特典映像がついていなかった・・・見ればわかったのかも)









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2008年4月12日土曜日

「ニュー・シネマ・パラダイス」または語り部の創造

「ニュー・シネマ・パラダイス」をDVD鑑賞。

1988年封切り当時のものより50分程長い、完全版。

完全版になると、ストーリーの流れがゆったりとし、

また小さなエピソードがさらに何層も加わり、

私の好みにより近づきました。



こんな風に生きてみたいと、

思わせてくれる女性は一人も登場しないけれども、

女性達は皆、堂々としていて魅力的。



映写技師アルフレートと、小さな男の子トトとの

絆の物語だけれど、

アルフレートは、トトをただ、かわいがるだけでなく、

トトに、現代の語り部、つまり「映画監督」として、現代の英雄になって欲しかったのだ、

ということが分かってしまった。


そのためにはかわいいトトの恋路の邪魔をしたりして。

古い映画のキスシーンばかりを集めた映像で

有名になった映画なのに。


「続く愛情」と「続かない愛情」

2種類の愛情がさまざまな色合いで幾筋もあって、

それらが複雑に撚り合わされています。


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