2008年3月31日月曜日

カラマーゾフ父子とアグラフェーナの符牒

まだ、新訳「カラマーゾフの兄弟」を読んでいます。

そろそろ始めの方のストーリーを忘れそう・・・。





この小説の登場人物は、どの人も

一クセも二クセもあり、

「もし、この登場人物の誰か一人のコーチをしたらどうなる?」

と考えるだけで、感情の激流の中に身をおく気分になります。


さて、カラマーゾフ父子の運命を大きく狂わせる女性として

アグラフェーナという美人が登場します。


やはり、とてもとても一筋縄ではいかない女性です。


この女性は小説中、ポーランド人の男性から何度か

「アグリッピナ」と呼ばれます。


「アグラフェーナとお呼び、ここはロシアなんだから」

と彼女は文句をいいます。


ひっかかるところがあって調べてみると、

この「アグリッピナ」という呼称、

じつはローマ帝国のカリグラの妹にしてネロの母と同じだったんですね。


美しく聡明だけれど政治的野心がとても強かった女性で

この女性に関わった男性は皆結果的に自滅していくようなところがあったらしい。


ドストエフスキーは、この小説の中にいろいろな仕掛けをほどこしているらしく、

たとえば、カラマーゾフ兄弟の2男、イワンは、

ゲーテの作品の作中人物になぞらえてあったりします。

(それが誰かは読んでのお楽しみ)


だから、このアグラフェーナという名前だって、

適当につけた名前ではないと思うのです。


善も悪も美も醜も何もかもがあまりに極端なので

読んでいて疲れてきますが、

どこかで最後の大団円を期待しているらしく、

どうしてもやめられません。


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2008年3月30日日曜日

1年3ヶ月目のヒイラギの花

これは、セイヨウヒイラギの一種で、
一昨年2006年の12月にクリスマスの飾りとして2本求めたものうちの一本です。

とても丈夫で全然枯れないので、そのままにしておきました。

さらにそのままにしておきました。

半年がたち、

2007年のクリスマス、一本は枯れているのに「気付き」ました。
(いかに普段、放っておいていたかがわかる)

2008年のある日、白い花が咲いているのを発見。


花瓶に挿した植物が1年3ヶ月生きているというのは
私にとって最長不倒記録。

(その前はお正月の松の「半年」だった)


キリスト教伝播以前のヨーロッパの 古代ケルトの信仰で

ヒイラギが「聖木」とされただけのことはある、

と感心。



さあ、どこまでがんばるのか。

なぜ、ここまでがんばれるのか。



根っこの部分はこうなっています。









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2008年3月29日土曜日

お気に入り

この季節のお気に入りのひとつ

マンサクの花です。


特に、東京都の殿ヶ谷戸庭園のものを

贔屓にしております。


淡いけれどかっきりとした黄緑の色彩と

行儀のわるい花火のような形の花びらが好みです。


この花を見ていると

「渋くてアヴァンギャルド」

という言葉が浮かびます。



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2008年3月28日金曜日

アセスメントでは点数をつけない

CTP(コーチ・トレーニング・プログラム)で

アセスメントについて学習中です。

コーチングにおけるアセスメントとは何か?

「その人の現状を明確にし、目標達成の材料」

こんな風に考えています。



アセスメントの具体例を、右の本から引用すると


「身の回りの環境チェックリスト」

□ 自分で管理している仕事の書類やファイルは整理されている。

□ 家の中は整理されいてきちんと掃除されている。

□ 壊れたままの電化製品はない。

□ ペン、手帳、名刺入れなどは使いやすいものをそろえている。

□ 洋服はアイロンがかけられており、自分の趣味に合っている。

□ 待ち合わせの場所には余裕をもっていく。

□ 自分の加入している保険の内容を知っている。

・・・・・・


などなどで、20項目ほどあります。


CTPでは各項目にチェックをいれ、

全部でいくつチェックが入ったかを点数化します。


じつは、私はこういうアセスメントがずっと嫌いだったのですが

今日、何故嫌いなのかがわかりました。

特に「点数がつく」のがイヤなのです。

点数が低いのはダメです、みたいに。


CTPのクラスでは

「これはテストじゃないんだし、

こういう使い方も、ああいう使い方もある」

というディスカッションがありました。



ならば、

そういうアセスメントの効用を強調するためには

点数記入欄を削除してはどうか?

と思いついたのでした。


点数が有効な人には、あとで付け加えればいいですし。


そう思いながら「やりたいをやるに変えるコーチング」の本の

アセスメントを良~く見てみたら


点数欄はありませんでした。


な~んだ。



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2008年3月27日木曜日

全体として

私にとってコーチングはライフワークです。

もともとフルタイムの仕事と家庭の両立を目指していましたが体力不足で不可能でした。

コーチングは、ひとりひとりに固有の豊かさ生かした、より上質な人生を可能にします。

自分ひとりがオーバーワークするのではなく、

周囲の人たちと自分自身のエネルギーの流れを良くすることで、

全体としてより大きな成果を得ること、

そういうあり方を目指しています。


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2008年3月26日水曜日

宇宙が見えたら


3月12日に高島屋で辻村寿三郎展を見たのですが、

とても印象的だった人形は

雨月物語にゆかりの人物、

 「白河院」

でした。

体中から、熱くて、きらきら光るエネルギーのようなものを

発散している、と私は見ました。


カタログに載っていなかったのがショックで

実はもう一度寿三郎展を見に行きました。


すると、「白河院」の人形のサイズが

私が頭の中で思い描いていたものの

     1/3

ぐらいしか、なかったのです。

「なんで、こんなに小さいネン!?」です。


私の中の「白河院」のイメージは

熱を帯びて、きらきら光りながら

3倍の大きさに膨らんでいた、ということなのですね。


この不思議の理由を知りたくて

『辻村寿三郎、人形曼荼羅』を購入。


「人形の中にも宇宙が見え、曼荼羅が見えたら、と私は思いました」

やっぱりそう思って、この人形達は作られたのだなと納得。



それと、三島由紀夫の思い出として、三島氏が言ったという言葉

「気になるものはどこまでも気にしていかなくてはならない」

というのも印象的でした。


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2008年3月25日火曜日

何かが違う

20才になるかならないかの時の話です。


お正月のお節料理のうち、

きんとん作りは私の役でした。


きんとんは、サツマイモをゆでて裏ごししたものに

大量の砂糖を入れて練って作ります。


ある年の瀬、いつもなら、

裏ごしした芋に面白いほど溶ける砂糖が、

なかなか溶けません。


「おかしなこともあるものだ、

しかし、世の中不思議なこともあるというから、

こういうこともありうるか?」


と思いつつ、かなり練ってから、味見をしたら

この世のものとは思えないほど

塩辛かった。


要するに砂糖と塩を間違えたのです。


結局、200グラムのサツマイモと100グラムの塩を廃棄するという

胸痛むことをしたのでした。


今から思えば、

(いったい、何年前のことを思い出しているんや!)

廃棄するまでに何かが違うと感じたポイントはいくつかあったわけです。



1 この塩は、いつもの塩と違う

2 (砂糖は何回かに分けて入れるのですが)

  これほど溶けにくいのはおかしい


おかしいと思った時点ですぐに

味見をしたらよかったのだな。


この話は、以前は単なる「失敗談」にしていたのだけど

今日は、別のことを念頭におきなら、比喩としても話ています。


そして、不思議なことに、その別のことについての視野が

すこし ひろがりました。


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