2011年2月19日土曜日

スポーツ万能で、恋に生き、歌に生き・・・

もし、この人が現代に生きていたら、私は絶対にファンになっていたでしょう。

乗馬と蹴鞠が上手で、「やぶさめ」をすれば百発百中、

女性にモテて、激情家で、自分も恋をして、

歌(といっても和歌)を詠ませたら名人で、

けれども、思うところがあって、若くして出家し、

そのために本当の自由人となった「西行」。


平安時代、いろいろな人と

立場や身分を超えて自由に付き合うには、

歌詠みになるか、僧侶になるかの

2つの方法がありました。

そして、彼はその両方でありました。


辻邦夫氏の小説『西行花伝(1991年)』では

彼が精神の自由も手に入れていた様子が

描かれています。


彼のような「スーパースター僧侶」は歴史上、何人かいて、

空海とか、法然とか、道元などの「教祖型」と

西行、明恵、良寛などの「アーティスト型」があるように思います。


高杉晋作も西行のファンで、彼のようになりたいと、

自分のことを「東行」と呼んだぐらいです。


残念なのは、彼のプロフィール像に

適切なのが無い、ということぐらいでしょうか。

2011年2月18日金曜日

どうしてこの家族は崩壊しないんだろうか

「どうして、この家族は崩壊しないんだろうか、みんなギリギリの毎日なのに」
二十歳の長男が突然こう言い出しました。

なるほど、夫は「仕事で超多忙、何時に帰宅か不明」
長男「大学サークルの総務で24時間体制、何時に帰宅か不明」
次男「大学受験生、危険な賭け?中」
私「仕事と趣味で、家事まで手が回りかね」

家族法をかじった長男は、
このような状態の家族は崩壊していることが多い、と学んだらしいのです。

「どこでバランスが取れているのかわからないけれど、
 家族は安定しているし、
 父親とはほとんど顔を合わせないのに
 放っておかれている感じがしないし…」

思い当たることがあるといえば、
子どもたちが小学生だったころ、
一緒に少年野球をしたことかもしれません。
夫も私も野球がヘタで、
あっという間に子どもに抜かれ、夫婦で
「私たちよりよっぽど上手だね~」と
感心していました。

今、長男は野球はしませんが、
父親とのキャッチボールの記憶は残っているのでしょう。

いずれにしても、
子から親への最高の承認には違いありません。
(とんだ親バカで失礼しました)


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