2008年10月29日水曜日

ARTが好きな理由

森小夜子氏作品


山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。
どこに越しても住みにくいと悟ったとき、
詩が生まれて、画(エ)が出来る。
(夏目漱石『草枕』冒頭)




「情に棹させば流される」の意味は、

感情のままに進むとどんどん流される、というぐらいでしょうか

同情しすぎると自分自身が流されてしまう、とも取れますね。

しかし、この部分は「人の感情に逆らえばひどい目に会う」と受け取る人が多いとか。

でも、辞書を引けば、そうでないことがわかります。



久しぶりに、『草枕』冒頭部分の朗読を聞き、

なぜ、自分がARTが好きなのか、

腑に落ちたのでした。



写真は友人の師匠の作品。



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2008年10月27日月曜日

自分を知るワーク

NPO法人ハロードリームの記事を読んでいて思ったこと。



ひとがその本領を発揮しつつ、
みんなと共にハッピーに生きるには


「自分がどんな人なのか」
「自分が何にワクワクし、また強烈に惹かれるのか」

これらについて
それぞれがはっきりと理解し、受け入れ
自分以外の人についても、それらを理解し受け入れる。


そして、それぞれが、それぞれであることを

 さすが!すてき!ええやん!面白いやん!
 
と共有しあうことが大切だと私は思っています。




私のHPでも紹介しているマクマナスの本

『ソース・・・あなたの人生の源はワクワクすることにある』には

自分のワクワクの見つけ方が書いてあります。

すでに何人にお勧めしていますが、

この本は強力ですよ。






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2008年10月26日日曜日

天使突抜

町中をうろうろしていて出会った住所表示です。


こういう名の所に住むのはどんな気分であろう?

天使さまには突き抜けていただくより

ここに留まっていただきたいと思うのでは?


「てんしつきぬけ」と読むのだそうです。

天使というのは、実は天神(天神)がなまった地名。

天使突抜通りというのがあり、

そのつきあたりには五條天神のお社があるのだそう。


こんな本もあります。




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2008年10月22日水曜日

癒しのステップ から コーチングの方へ

心の傷を癒すステップが具体的に記された本から。

AC(アダルトチルドレン)を例にとったものです。


①安全な環境の確保

②「心の傷」の種類を知る(たとえばACとか)

③癒しのプロセス
 「嘆きのワーク」
 「自分自身を許す・受容する」

④新しい自分、新しい対人関係をつくる
 (本来の自分を発見し、そういう自分を生きはじめると
  生まれ変わったような気分がするのでしょうね)

⑤最後に、つらかったネガティブな体験に
 肯定的な意味をつける



大まかには、こういうステップになるのだそう。

・・・③の内容がディープなら、これこそカウンセリングの領域ですね

④、⑤はコーチングでOK。



もちろん、コーチングでは

「どうなりたいのか」

そのために

「何をするのか」

という

「未来を作る作業」が不可欠です。



ただし、誰でも

意識的、無意識的にかかわらず

日々、未来を作っているのだと私は思っています。







参考著書:

「アダルト・チルドレン 癒しのワークブック
本当の自分を取り戻す16の方法」(西尾和美著)







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「ナンデか知らんケド」

法宣寺の庭

先日、法事がありました。

親族が集まって故人の話題で盛り上がります。

たとえば、私が3歳のときに亡くなった祖父について

(真面目一方の学者でした)

私の叔母が(祖父の娘にあたる・・・ややこしい)


「おとうちゃんなぁ
 お墓参りのとき、家のお墓の他に
 いつも、ここ①とここ②にもお参りしたはってん、
 ナンデか知らんケド」

 
ここ①・・・お寺代々の僧侶のお墓

ここ②・・・「名妓濃紫之墓」




写真は住職自慢の庭。
4m×3mの小さなスペースに
宇宙を表現しているのだそうです。

 




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2008年10月17日金曜日

第2回『コーチング・サロンin京都』無事終了

2回目のワークショップ「コーチングサロンin京都」

おかげさまで無事終了しました。

ありがとうございました。


今回のテーマは、相手にあわせた

「効果的なコミュニケーション」


参加者の皆様が、お互いから学べるような

(講師から学ぶのではないのです)

そんな枠組みを用意して

ワークショップに臨むのですが、


いや~、何が出てくるのか、私もドキドキです。


ここでいう「学び」というのは

本などから「知識を得る」というのではなく

そのワークショップの場に生まれる

「知性と感情からできあがっている、生きている何か」を

お互いに

「ためつすがめつ」し

「感触」なども味わってみる・・・

そんな感じです。



皆様、その枠組みを最大限に活用して

(活用というより、ぶっこわすような勢い?!)

それぞれの知性と感情を

  「提供しあい」

  「共有しあい」

そこから自分のためのプラスアルファをそれぞれに

  「お持ち帰り」

していただけたようでした。






私は今回、初めてパワーポイントを使いました。

この道具は自分に合っているように思います。

(大荷物になるところが難点・・・)



これから、いろいろ整理して

さらにブラッシュアップしてまいります。


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2008年10月11日土曜日

自立の教育は誰がする?

「子育ては、子どもが自立できるようにすることが目的」

なんて話をききます。


たとえば、私は子育ての理想として、

子供が自分で「料理」「片付け」ができるようにしたかったのですが

教えるのが大変だという思いもあったりで、

今のところ、完全に失敗しています。

で、そのことについて忸怩(じくじ)たる思いを持ち続けてきました。


でも、「かなり無理しなきゃできないこと」は

しなくてもいいのでは、と思いはじめています。



というのも、このごろ夫が

「(私に)教育されて、食器洗いができるようになった」

と言い張るのですが

私は教育した覚えがないのです・・・



したがって、

将来、配偶者とか

母親以外の人の教育や影響で

料理や片付けができるようになるのかもしれない

と思い、



何もかも私が仕込む必要はないのだ、

と思ったのでした。


甘いかしら?



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2008年10月9日木曜日

10万匹のクラゲ

日本人がもう一人、

ノーベル化学賞を受賞しました。

クラゲから光るタンパク質を精製したそうです。


30年前の技術では、

緑色に光るタンパク質を特定するのに

10万匹のクラゲが必要だったとか。


(現在、タンパク質の生成は
 DNAを使って行われるので
 そんなにおびただしい数のクラゲは必要ないそうですが。)


このタンパク質精製の技術が

下村氏らによって確立されたからこそ

現在の生命科学や医学の進歩があるそうです。


それにしても「10万匹のクラゲ」のエピソードは

好きなことを忍耐強く続けよ、とか

好きなことなら忍耐強く続けやすいから、忍耐してみよ

というメッセージに聞こえます。

今、「忍耐」という言葉は、死語になりつつあるか?と思ったりするのですが

「ここぞ」というところでは、忍耐してみる価値は十分ありますよね?




学校の用事はひと段落し、

10月中旬のコーチングサロンin京都、第2回にむけ準備中です








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2008年10月8日水曜日

新しい伝統

3人の日本人物理学者がノーベル賞を受賞しました。

そのうち、小林氏と益川氏は、

湯川秀樹氏、朝永振一郎氏の同僚、坂田昌一氏の弟子だそうです。

これで、2世代にわたる同賞受賞者が出たということで、

日本にも、理論物理学の新たな伝統が生まれたことになりますね。



歌舞伎や文楽じゃあるまいし、

科学に伝統も何もあるものか、と思われるかもしれませんが、

科学もやはり「伝統」と言えるものがあるらしく、

イギリスなどに留学した日本人科学者は

ヨーロッパにおける「科学の伝統の重み」というものを

肌にひしひしと感じるものだそうです。



それにしても、

1973年に発表した素粒子理論が

2002年2003年に実験によって証明されるまで、

約30年(さらに受賞まで5年)。。。


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2008年10月2日木曜日

なんとかなるわ

義母の口ぐせは

「環境破壊やら、わけのわからない事件がどんどん起こるし、

 孫たちが可哀そう」・・・です。

義母の頭の中では、孫達はいつまでも幼稚園児ぐらいのイメージのようです。



今日、子供(義母にとっては孫)の学校の体育祭で、

高校生達が、力強く、風のように目前を走り去る様子を見て、

義母は言いました

「いままで、こんな時代に生きる孫たちが可哀そう、と思っていたけれど

 なんか、なんとかなるわ、と思えてきたわ・・・」




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2008年10月1日水曜日

生命力

家にやってきて6年目ぐらいになる

「駒場バラ園の粉粧楼(バラの種類です)」にとって、

今年は受難の年です。


まず初夏の頃、息子が自転車をぶつけて

もっとも立派な枝が折れました。

盛夏がきて、あまりの暑さに

葉という葉をすべて落としてしまいました。

(鉢植のせいか、夏にはときどきこうなる・・・

 ただ管理がヘタなだけ?)


けれども少し涼しくなると

今年2度目の赤い新芽を出し、

今、小さな秋の花を盛んに咲かせています。




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