2009年12月31日木曜日

おせち料理

家族におせち料理好きがいるので、毎年数種類だけ作ります。

大抵は、芋棒、黒豆、数の子、お煮しめ、お雑煮。

5日前から作業にとりかかりますが、

実際の仕事はごく短いものばかりです。

浸けておく、煮る、さます、ぐらいなもんで、

同時並行処理が難なくできます。

「超スロー・パラレルプロセッシング」といえるでしょう。

時間がかかるのは、野菜の処理。

里芋の皮をむいたり、金時人参を梅型にしたり

ねじりこんにゃくにしたり。(こんにゃくは、野菜か?)


みなさま、よいお年をお迎えください。




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2009年12月25日金曜日

「茶道」と「おくりびと」の共通点

ほぼ日刊イトイ新聞

その共通点が書いてあります。

モックン・ファンの私がどうしたことか。

まだ「おくりびと」を観てないなんて。



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2009年12月24日木曜日

こういう仕事がしたい

小川洋子氏は「何故小説を書くのですか」という問いに対し、

人生の危機に当たっても、生き延びる方法を(得るために)
(人は)自分にふさわしい、自分の物語を作る。

世界中にあふれている物語を書き写すのが自分の役割だとすれば、
私はもうちっぽけな自分に怯える必要はないのです。
物語は既にそこにあるのですから。

と答えています。


夏目漱石氏は「夢十夜」の中で

(仁王のような彫刻は、)眉(まみえ)や鼻を鑿(のみ)で作るんじゃない。
あの通りの眉や鼻が木の中に埋っているのを、鑿と槌の力で掘り出すまでだ。
まるで土の中から石を掘り出す様なものだから決して間違う筈はない。

というようなことを書いていました。



こういうのを達人の仕事、というのだと思います。







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若冲の筆をたとえると

若冲は朝鮮の虎の絵を手本にしたそうですが、

かなり正確に写したようでいて

随所に若冲らしさが見られます。

高麗美術館の展示にあります。


先日アップした鶏の絵もそうですが、

精密さを心がけていても

どこかに「エイヤッ」と過剰に伸びるところがあるように思います。

するっとすべって、予定より遠くへ行く、というか。

落ち葉の積み重なりというより、一本の竹。

竹の節は、区切りというより、成長のリズムの証。

性格で言えば、「いちびっている」ような

鼻に「ツーン」とくるような

触ると、つるつるでひんやりしている、どこかにエッジを隠し持つ刃物のような

・・・などと思うのですが、

これを読んでくださる若冲ファンの方は

どのようにお感じなのでしょう?





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3つの円をひとつにするお話

ものすごく抽象的な話ですが、

そこには3つの円があります。


1つめは、いまそこにある円。

2つめは、閉じていた目を開くために描いた円。

3つめは、いままで開いたことのない目を開くために描いた円。


本当はこれら3つの円を統合したいのですが、

それはまだ先のことになりそうです。


統合するプロセスはどんなプロセスはどんなか?

統合が完了したら、どうなっているのか?





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その楽屋はすっかり片づけられて

数か月ぶりにYさんと食事。

こういう機会を持てるのはとても嬉しいことです。


で。

以前、「おもちゃ箱をひっくり返したような」と形容した楽屋は

整然と整理され、

理系の研究室のように、あるいは、機能的な厨房のように

どこになにがあるかが、すぐにわかるようになっていて、

臨戦態勢になっていました。



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2009年12月20日日曜日

二人の若冲

P1010303

こんなに緻密な絵を描く人なのに

P1010302

この「適当さ」は何?!

この「鼻」とか「耳」とか・・・



長い間行方不明でついに発見されたという象の絵です。

本物の象は見たことがなかったのだろうし、

また、描こうとしているものが、形ではない、他のものだったのでしょう。



若冲、見に行こうと言っていたのに、ついに行けなかったよ~

ごめんよ~




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日本でクリスマス

P1010298

さて、クリスマス・シーズンです。

クリスチャンでもないのに、クリスマス、というのは居心地悪い!と
10代の頃思っていました。

滞米中のお隣さんが、カトリック信者さんでした。
彼女を通じて、
「カトリックの人たちは信仰の異なる人々とも共に祈る」
ということを知りました。

そこで、カトリック教会に行ってみて
彼らが何を考え、何を大切にしているのか
理解しようとしました。
そして、彼らと共に祈る、という体験をしました。

それ以降、日本に帰ってからも、クリスマスに際して
共に祈ることはとても自然なことと感じています。



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2009年12月16日水曜日

寝ころんで、墨の薫りを全身に

再び、若き長谷川等伯が描いた大徳寺山門の龍の天井画について。

秀吉に気に入られたこの人は日本海側の出身で、
だから「ねぷた」のような絵を描くのかな、と書きました。

書をやる友人によると、
その墨跡は本当に黒々と、いまだ「にかわ」で光っていて
とても400年前に書いたとは思えない、
完成当時は、山門が「墨の薫り」でいっぱいであったろう、とのこと。

しばし、若き等伯になりきって
完成した龍の下に「大の字」に寝ころび、
全身に墨の薫りを浴びているところを
けっこうリアルに感じたのでした。

嗅覚の記憶というのは、強力です。
体験してないことまで、体験したかの錯覚をおこさせる、と思うのは
私だけなのかな?




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2009年12月14日月曜日

本日のコーチング・サロン

本日のお題は「質問」でした。

コーチングに限定せず、

普段の「質問」全般にスポットライトを当てました。


今日こころがけたことは、

信頼と尊敬の場を築いた上で

それぞれのBRAINに橋をかけること。

橋がかかると、そこには「智恵」という名の磁場が発生するように感じます。


みなさまには素敵なお土産を持って帰っていただけたようで、

お土産の中身を教えてもらって、感激する私がいました。







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2009年12月13日日曜日

その芸を味わいたいのだ

南座、顔見世興行鑑賞記その2

観客は、ストーリーなんてどうでもいい、
「その人のその場面のその芸」をとことん味わいたいのだ

「助六」片岡仁左衛門が、出端の花道で延々と見栄を切っていたり、
「揚巻」玉三郎が、何十キロもありそうな花魁の衣装で
実はとても筋力の要りそうなポーズを見せる。

オペラと同じ、と思いました。
観客は、ストーリーなんてどうでもいい、
あるいは単なるセットアップ。
「その歌手のそのアリアが聞きたいの!!」


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2009年12月11日金曜日

京都南座 顔見世興行

京都南座のまねき

京都南座の顔見世興行を観に行きました。

長い間、一度は見てみたいと思っていたので、念願叶ったのです。


少なくとも1000年以上前から現在に至るまでの

日本の文化史が凝縮されたもの、と感じました。


松竹新喜劇も、

ゴレンジャーにはじまる戦隊物も

志村ケンの「バカ殿シリーズ」も

み~んな起源はここにあった、

と納得。


しっかり「幕の内弁当」も食べました。

(お芝居の「幕間」に食べたのが幕の内弁当の発祥なんだそう)


また、初心者にとって、

イヤホンガイドは本当に素晴らしかったです。

説明のタイミングが絶妙です。


あの絢爛豪華な舞台を

昔はロウソクの光?とか、菜種油などの光?で観たのでしょうが、

いったい、どんな風に見えていたのでしょうか・・・。


ロビーには、このようなものが。

南座のロビーで

現代の舞台なら、花に「~様江」と書くのでしょうが、

花の代わりに「竹ざるの上の祝儀袋に松の枝をくくりつけたもの」が使われています。
(写真ではわかりにくいですが)



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2009年12月6日日曜日

古田織部デザインのお茶室

古田織部設計による、江戸時代のお茶室

「篁庵(こうあん)」

を見せていただきました。


障子の窓が8つあるのですが、それが

2つの目、2つの耳、2つの鼻孔、口、心、

の8つを象徴するのだそう。


お話だけをきくと

「智恵の織部・・・」とちょっと思いましたが、

席に座ってみると、

どの障子をどのぐらい開ける(または閉める)かで

お茶室の光の具合をデザインすることができて、楽しいのです。


「今日は、片目を閉じてと口を閉じて、心を開ける」とか

「今日は、両耳を閉じて、鼻孔は大きく開けて・・・」とか

それにしても心を閉じるとどうなるのか?内向的なお茶席になるのかな


全体には地味目で、とても居心地のよい空間でした。




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長谷川等伯の若書きの龍

大徳寺山門にある長谷川等伯筆の龍を見せていただきました。

若書きの、まるで「東北のねぷた」のような力のある龍です。


のちに、墨一色で、けぶるような松林を描いた人と

同一人物とは思えません。


以前、智積院で見た絵を思い出すにつけても

もともと、火焔のような魂を持っている人なのだと感じました。


少し、棟方志功を思い出しました。

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2009年12月4日金曜日

能ある鷹

「能ある鷹は爪を隠す」といいますが、

それぞれが持っている「能」はみんな「違う」のだから

「どの鷹もみんな爪を使おう!」

と私は言いたいです。



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