2008年4月30日水曜日

「あさきゆめみし」再読で漫画三昧

源氏物語が記録の上で確認されたときからちょうど一千年なのだそうです。


29日付けの読売新聞京都版に

漫画「あさきゆめみし」を描いた大和和紀さんの記事がありました。


漫画を描くために、

京都御所、上賀茂神社、下鴨神社を見学し、

几帳などの調度品をみせてもらい、

葵祭では装束や牛車を観察した、とありました。



そうか、そうだろうな

では、どんな風に描かれているのかと

そういう視点で、全巻再読。

で、ディテールの描き込みが、

作品の質の高さを作り出しているのだと

あらためて認識しました。




高校生にも人気の漫画らしいですが

中年になっても面白いとはすごいことです。

ただし、我が家の子供達は「ぐしゃぐしゃしていてキライ」といいますが。


下鴨神社では5月3日に流鏑馬神事があります。
この神事から葵祭がはじまります。


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2008年4月28日月曜日

ボブ・ディランを6人の俳優が演じることと、詩人ランボーについて

ボブ・ディランの伝記映画で、

彼の役を、時代別に6人の俳優が演じるそうです。



しかも、彼のロックスター時代は女優さん(ケイト・ウィンスレット)が、

子供時代は黒人俳優が演じます。

そのほかの4人も意外な人選だったりするそうですが、

ボブ・ディランを良く知る人によると

「なるほど」なんだそうです。


で、映画のタイトルが

「I'm not there.(私はそこにいない)」



すごすぎる!と

ガゼン興味をもった私は、

監督にどういう意図があったのか調べてみました。(コチラ)



「I'm not there」というのは

ボブ・ディランの初期の曲で、

このタイトルから監督は

アルチュール・ランボーの次の言葉を思い出したそうです。

「Je est un autre.(=I is someone else.)」

(etre動詞(be動詞)の人称はわざと違えてあるらしい)

「私」というものは、ホントは私ではない「何者」かである。

というところでしょうか・・・。


有名な語句らしいですが、解釈には諸説あってよくわかりません。

しかし、GWということで、私は3時間も調べてしまったので

しかも、ここは工房なので、途中経過は記録しようと思います。


この語句は1871年、ランボーが書いた手紙の中にあって、


「僕は詩人になりたい。

 それで「見る人」になろうと修行中です。
 
 (中略)僕は自分が詩人だということがわかったのです。」
 
 
「「僕」というのは、僕ではない何者かなのです。(←これが問題の箇所)

 木がバイオリンになるというなら、まだしもですが
 
 石が水になりたいといってグダグダいうのは最悪です。」
 
 (最後の一行は超・意訳です)
 

 
あなたは、「何者」であることがわかりましたか?

それで「何をする人」になろうと修行中ですか?

(それにしても、スゴイ質問…)



映画上映は京都シネマで5月3日から。


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2008年4月27日日曜日

どんどん延び広がるランの花

きままな蘭4

今年も胡蝶蘭が咲きはじめました。


いつも同じ方向から太陽光線があたるようにしておいたら、

去年と違い、つぼみがそこそこ行儀よく並びました。


「今年は花が小さい。放っておいたからかなぁ」

などと思って見ていたら、

日を追うにつれ

だんだんと花の面積が延び広がってきました。

で、結局、例年並みの大きさに。


だんだん、延び広がっていく花なんて、

他にあったっけ?


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2008年4月26日土曜日

文学の伝統と国民性とコーチング

アイルランド在住のMさんと話していて

「文学の伝統のある地域の人々は一筋縄ではいかない」

という、仮説を立てました。


たとえば、アイルランド出身の作家
 
 ジョナサン・スウィフト
 ジェイムズ・ジョイス
 バーナード・ショー
 イェイツ

などという名前を聞くだけで、私なぞはクラクラします。


地域限定にはなりますが、京都人なんてものもそうではないかと

思うときがあります。

源氏物語、枕草子、そして徒然草を生んだ土地ですから。


文学作品としての深さ、複雑さ、そして、渋みが

その土地に生きる人々の深さ、複雑さ、渋みに通じるような気がしています。


これは、「○○人は△△である」というラベルを貼っているのではなく、

その人達が、言語運用に関して独特の枠組みを持っている、と言えばよいでしょうか。



そういう土地で、

コーチングの基本文献に書いてあるような

「コーチングの対話例」が

どこまで通用するのか?


こう考えると、コーチングのキモは

コーチの気合を、クライアントの気合と響き合わせること

そのことによって、クライアントの内部世界の言語化が促進されること

このあたりか?と思います。



ところで、

アイルランド語(ゲール語)はわからないので、
関連が深い英語で、「気合」はどう表現されるか?

 spirit 
 will power
 
「気合を入れる」は

 put more spirit into it
 concentrate harder(これは、ラテン語語源なので、ちょっと違うかも)
 
 
「気合」は精神、霊、魂と関係があり、
 意志の力であり
 何かに注ぎ込むことができ、
 集中することによって生まれるんでありますな。



ちなみに日本語では
 ③いき。呼吸。「両方の気合が合う」
 ④精神を集中してことに当る気勢または掛け声。
 (広辞苑)
 
 


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2008年4月25日金曜日

どうやってマイクをテストするか?

マイクのテストの方法その1。

小学校の朝礼のマイクでは、 

  「あ、あ、あ、」

これは、電源が入っているかどうかのテスト。



マイクのテスト方法その2。

コンサートホールなどで

「トゥス、トゥス、トゥス、」

これは、電源チェックというより、

音楽などが、スピーカーを通じて、クリアに再生できるかどうかをテスト。

T音やS音は高音域を多く含むからですね。

高性能のマイク&スピーカーシステムの場合です。



ちなみに、

私が知っている最も性能の悪い、しかし、役目はちゃんと果たす

マイク&スピーカーシテスムは

自分の後頭部です。


髪の毛、頭皮を通り

後頭部頭蓋が、かすかに音を拾います。

その音が、どうにかこうにか、耳の骨に達するのですね。

それを脳内で再生する。


いったいどんなときに

「後頭部」マイク&スピーカーを使うのか?


両耳がふさがっているとき、

電話の受話器を後頭部にあて、

発信音をききます。

IP電話から固定電話に切り替わったのを

発信音で確認してから、

電話会議システムに入ります。


今、もういちどやってみたけれど、

耳の下のアゴあたりが一番よく聞こえます。

考えてみれば、耳に近いから、あたりまえか。



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2008年4月24日木曜日

加藤諦三氏とガンバリと和紙の書物と

加藤諦三氏といえば、

1970年代、高校の図書館に

「青春シリーズ」という一連の文庫本がズラーッと並んでいて

なかでも、

「がんばるためのオレがいる」

などというタイトルには、いろいろな意味で「おおっ」と思ったものです。



現在、加藤諦三氏は

 (原文が見当たらないので、正確な表現ではありませんが)

 日本人の執着性の強いガンバリが

 人間関係に多くのひずみを生み出した、

 極論すれば

 「世界のトップランナー」なんていっている場合ではない、

 ほどほどにすることが必要だ・・・。

という内容のことを主張しています。




今、会社や組織のために

身を挺してガンバル人の数は減っていると思いますが、


自分自身が「これ」と思うことに対しては

ものすごくガンバル人はまだまだ多いと感じています。




現在の私の場合、

自分の好奇心が体力の3倍あるので、

ガンバッタのでは確実に体が持ちません・


ならば、どうする?


好奇心を体力のサイズに切り取るのはつまらないし。


いま、頭の中に浮かんだのは、何故か

「ジャバラに折りたたんである、和紙の書物」

よく、お経が書いてあったりする、あれ、です。


巻物では、アカンのです。

読みたいところへ、すぐアクセスできないので。


自分の好奇心を

和紙の書物のように

ジャバラに、やわらかく、

折りたためないか?

と考えています。


なんのことやら。



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2008年4月23日水曜日

シャーペット・ピンクのラストバッター

シャーベットピンクのチューリップ

秋に植えた球根のうち、

ラストバッターの

シャーベット・ピンク色のチューリップです。


どんなに花を知らない人でも

チューリップは知っているだろう、と思われるぐらい

ポピュラーな花ですが、


どんなにポピュラーでも

美しいものは美しい!


外側に表現された美しさは、

命のパワーを伝える力があります。

あたりまえ、といえば、あたりまえですが。



美しさを外側に表現することは

大変に難しいことも多く、


それは、その「美しさ」は、

「美しさ」を受け取る人々と共鳴してはじめて

伝わるものだからでしょう。


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2008年4月22日火曜日

ピンクは「変化と期待」の色



熊井明子という私のお気に入りのエッセイストの推薦本です。

この人の文章の密度から感じる印象では、

私より10歳ぐらい年上か?と想像しています。


シェークスピアに造詣が深く、

ポプリの第一人者、

ハーブ、花、香りなども守備範囲。


そんな、落ち着いた大人の女性が

こんなカワイイ本を紹介したのだから、驚きました。

  全ページきれいなピンクの色調の写真と、
 「人生をクルリと回して楽しもう」に始まり、
 「自分で気付いていない、もっとすばらしいことが
  まだあるって」に終わるメッセージがステキで、
  私はピンクを初めて<期待と変化>の色と感じて、
  一層好きになり、行動する勇気がわいてきた。
      (オルビスの美容情報誌4月号から)

      


熊井明子氏は昨年、映画監督である夫を亡くしたばかりです。

そのときは、さすがに美容情報誌(月刊)の連載が休みになるか、

そのことに関しての文章があるか、するだろうと思っていました。


しかし、休載は一度もなく、夫の死に関する文章もありませんでした。

いままでと同じように、草花にまつわる話や、

好きな古い映画に関するエッセイが毎月掲載されました。


自分の苦労や悲しみは隠すのが美しい、と思っているわけではないのですが、

私は彼女のそういう態度を見事だと思っていました。


けれど、今日、彼女の

  ピンク色は<変化と期待の色>
  
という一文を読んで、

しみじみ「良かった」と感じました。


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2008年4月21日月曜日

コーチングの集合研修と予想以上の収穫

東京では、「コーチング基礎」の集合研修に参加してきました。


これは、NPO法人ヘルスコーチジャパンの講座の一つで、

メタボリックシンドローム予防のための保健指導や

メンタルヘルスの維持・向上に

コーチングを使うことを提案しています。


そのためにまず、

そもそも「コーチングって何?」

そして「コーチングってどうやるの?」

を体験するのが「コーチング基礎」の中身です。

もちろん、純粋に「コーチングが知りたい」という人にもお勧め、大歓迎です。


私自身は、このNPO法人を手伝うことの一環として

この研修に参加しました。


そして、そこには予想以上の収穫がありました♪


まず、コーチングを「集合研修」の形で学ぶことの面白さ。

今までは、家庭での役割を優先していたので、

長時間家を空ける集合研修に参加したことがありませんでした。

集合研修だと、参加者ひとりひとりの個性をダイレクトに感じられるのが

とても楽しいのです。


そして、コーチングが初めての方と一緒に研修を受けることの新鮮さ。

自分がなぜコーチングを始めたのか、という初心に帰れます。

また、たとえ基礎であろうと、やはり、発見があるということ。

自分の次の課題が見えるということ。


さらに、コーチング研修を受けに来る人というのは、

自分から何かをつかもうという、能動的な姿勢の人が多く、

その場にいるだけで、気持ちがしゃんとします。


東京の2日間の出会いに感謝、です。


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2008年4月20日日曜日

自由でなく解放感

2日間の東京研修の2日目です。

研修以外での最大の収穫は、

夜の解放感。

主婦の仕事からの解放感。

パソコンもない。


ただただ、ゆったりするだけ、

という贅沢を味わいました。


具体的には、爆睡したのですが。


これから京都に戻ります。

携帯からでした。

2008年4月19日土曜日

この時にこの人に会うのは

この時にこの人に会うことには、意味がある
と思うのが私の考え方、感じ方です。

そしてその出会いから最高のものを引きだそう、
というのが私の望みです。

今日は携帯から、でした。

2008年4月18日金曜日

筋肉と対話する

疲れがたまり、腰が危険信号を発していたので

自力整体を30分ほど。

これで、随分違います。

DVDを見ながらの自己流ですが、

それでも回を追うたびに面白くなってきます。


今日はブラジリアン柔術の格闘家、

ヒクソン・グレイシーのヨガを取り入れたトレーニングを真似て、

ひとつ、ひとつの筋肉と対話するように

整体をすすめていきました。


「この辺の筋肉はどうよ?」

「しばらく、伸ばしてへんかったし、こんなに固いわ」

「細胞レベルでは、どや?」

「乳酸、たまってるでぇ、押し流してや~」


明日から東京です。

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2008年4月17日木曜日

頭がヨレヨレ

新年度が始まり、次男の生活パターンが変わったので

私の生活パターンも変えています。

(かなり思い切って変えています。なかなか人には言えないぐらい)


しかし、どんなに思い切ってパターンを変えてみても

ロング・スリーパーである私自身の睡眠時間が確保できない。


アインシュタイン博士のように、黒柳徹子さんのように

1日10時間、眠りたいのに!

いや、せめて8時間でも。


そして、ついに、やってしまった、この失敗。

メンバー70人ぐらい(その中には面識のない方も)のメーリングリストに

「文章が変な、意味の通らないメール」を投稿してしまいました。

あとで、その文面を見た高3の長男がゲタゲタ笑うぐらい。

数時間後に気付いて、謝って、修正バージョンを送信しなおしましたが・・・。



きっと起きながら、頭脳が眠っていたのであろう・・・。


夜は1時に就寝、そして、朝に5時に起きるのなら、

私の場合、昼寝は必須。


午後は古き良きイタリアやスペインのように、

シエスタ(昼寝)の時間と決めてしまいましょうか。


絶対・シエスタ主義。


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2008年4月16日水曜日

入れるものによって出るものはちがうが

入れるものによって

入れるのもによって 出るものはちがうが
すべては すでに 持っているもの

何を取り込むかで、 表現されるものは違ってくるけれど、
すべては すでに その人という「お鍋」の中にあったもの。



表現されるものを楽しみ、味わうことはとても大切。

けれど、表現されたものばかりにとらわれて、

「この人ってこういう人」と思い込んでしまうのはもったいない。

まだ表現されていないものに、想いを致せば、

もっと自由度があがる。


そんな風にしみじみ思う出会いがありました。


こんどは なにを 入れてみようかな?


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2008年4月15日火曜日

見せ合いの会

バラの若芽
JCA大阪チャプターの有志で

「見せ合いの会」をしました。


何を見せ合うのか?


日本にコーチングが導入された当初の

コーチ・トレーニング・コースの資料さまざまとか


コーチングに役立てている書籍とか


その他、ベテランコーチ達が

研修のために作成した資料とか。



見せ合った結果、生まれてきたものは

JCA大阪チャプター主催のセミナーとして

外部に発信される予定。


夜、梅田に出るのは、私には大変なことですが

昨日、会に参加して、何か貢献したいと思いました。


どうやれば、できるのか思案中。


写真は「マジカル・ミラクル」というバラの若芽
とにかく丈夫なのが有難い種類です。

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2008年4月14日月曜日

成長と変化と期待と進化について

このブログ

>「成長」より「変化」という言葉の方が、わたしは好きです…♪

という箇所を読んで、それらの言葉から連想すること。


「成長」 身長が167センチから175センチになった(これは次男の願望でもある)
      大きくなっても、スピードが速くなっても枠組みはそのまま

「変化」 考え方、行動パターンが変わった。
     ファッションが変わった。
     発言が変わった。
   
     内面が、思考の枠組みが、構造が、パラダイムが変わるイメージが強い



それから辞書を開いて、

【期待】 ある事が起こるように、心の中で待ち望むこと(新明解国語辞典)



この場合の、「ある事」ってどんなこと?

その人にとって、好ましいこと。

その人が未来に向かって放った、ライフスタイル・デザイン。



過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられるので

自分の未来はデザインすることができ、

そこへ向かっていくことができるのですね。




ところで、これを書いているうちに気になった言葉がありました。

「変化」のかわりに「進化」という言葉を使いたくなったのです。

【進化】 生物が、周囲の条件やそれ自身の内部の発達によって、
     長い間にしだいに変化し、
     種や属の段階を超えて新しい生物を生じるなどすること。
     一般に体制は複雑化し機能は分化していく。(大辞林)


いやまてよ、あまりに複雑化し、分化するのはいかがなものか?

あんまり進化しすぎても、恐竜みたいに絶滅したら困るし。

いや、あれは進化の方向性を誤ったか?



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2008年4月13日日曜日

今頃、クロトンの花

クロトンという赤みの差した観葉植物があります。


ある日、触手のようなものが2本伸びてきて、

 なんだ、なんだ 
 
と思っていたら、

突然花が咲いた。


1本目の触手には雌花。

2本目の触手には雄花。


本来は12月頃に咲くものらしい。

何で今頃咲くのかな?



1日目はこんな。

クロトン雄花、第一号



そして、2日目は、いきなりこんな。

クロトンの雄花、あとに続け




で、花言葉は「妖艶」

花、というより

葉の色彩が艶やかだからでしょう。


花の方は「キュート&スパイシー」だと思います。


雌花の方は、我が家のホコリをかぶって

皆様にお見せできるような姿ではなかったので、写真無し、です。

クロトンについて詳しいことはこちら


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2008年4月12日土曜日

「ニュー・シネマ・パラダイス」または語り部の創造

「ニュー・シネマ・パラダイス」をDVD鑑賞。

1988年封切り当時のものより50分程長い、完全版。

完全版になると、ストーリーの流れがゆったりとし、

また小さなエピソードがさらに何層も加わり、

私の好みにより近づきました。



こんな風に生きてみたいと、

思わせてくれる女性は一人も登場しないけれども、

女性達は皆、堂々としていて魅力的。



映写技師アルフレートと、小さな男の子トトとの

絆の物語だけれど、

アルフレートは、トトをただ、かわいがるだけでなく、

トトに、現代の語り部、つまり「映画監督」として、現代の英雄になって欲しかったのだ、

ということが分かってしまった。


そのためにはかわいいトトの恋路の邪魔をしたりして。

古い映画のキスシーンばかりを集めた映像で

有名になった映画なのに。


「続く愛情」と「続かない愛情」

2種類の愛情がさまざまな色合いで幾筋もあって、

それらが複雑に撚り合わされています。


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2008年4月11日金曜日

キリスト教とコーチング的 「愛」

ミニチューリップ
縁あって、とあるカトリック教会の礼拝に行きました。

カトリックの礼拝は信者だけでなく、

すべての人に対し、開かれています。


信仰のあり方は違っても、違いを尊重しつつ、

「かたじけなき、なにごとか」に想いを馳せ、

一緒に祈ることができるのは

素敵なことだと思います。



聖書のこんな言葉が紹介されました。


たといわたしが、人々の言葉や御使たちの言葉を語っても、もし愛がなければ、わたしは、やかましい鐘や騒がしい鐃鉢(シンバル)と同じである。
たといまた、わたしに預言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じていても、また、山を移すほどの強い信仰があっても、もし愛がなければ、わたしは無に等しい。
たといまた、わたしが自分の全財産を人に施しても、また、自分のからだを焼かれるために渡しても、もし愛がなければ、いっさいは無益である。


ここでいう「愛」ってどういうものでしょう?

キリスト教の教義はさておき、

コーチング的に言うならば、ここでの「愛」とは

相手に受け取れるように伝えるための、あらゆる行動」

と、ふっと思ったのだけど、どうかな。


写真は、今年咲いた My Little Tulips.


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2008年4月10日木曜日

「車内自治」?それとも「マイ・バス化」?

京都のバスの乗客は3タイプに分けられます。

1 観光客
2 学生
3 地元民

そして、桜の季節、観光地のバスは満員です。

何台やりすごしても、やはり満員で乗れません。

でも、よ~くみると、乗車口付近は満員でも

降車口付近には余裕があります。


要するに

「一歩移動すれば、もうちょっとたくさんの人が乗れる」

わけですね。


なのに誰も気付かない。 または 気付かないフリをしている。


では、誰が「一歩ずつ詰めてください」と言うのか?


昔はバスの運転手が言っていました。


バスの運転手が何も言わないなら、

「3 地元民」が最も声を出しやすいでしょう。

「1 観光客」は、地理に不案内だから、そこまで余裕がないだろうし。

「2 学生」は 大声を出すのが恥ずかしい年頃だし。


今日は結局、私はオバサン力を発揮し、地元のオジサンと協力して、

バスの車内の乗客を「仕切って」しまいました。

乗客による、車内自治です。


車内を仕切りながらも、

心のウチでは、

「バスの運転手が仕切ってもいいのにな」と思っていました。

自分が運転するときだけでも、バスに自分オリジナルのデコレーションをし、

車内ステッカーや車内アナウンスに工夫をこらし、

たとえば、混雑する○○駅~△△駅間では特に力を入れて、

「乗客のスムーズな乗降」を実現することに誇りを持つ、とか。

それが、うまくいったら、乗客が拍手喝采するとか。




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2008年4月9日水曜日

「引き寄せの法則」を強化する

バラとブックカバー
岡野会女子部でした。

企画はNさん。

場所も会そのものも、気持ちよく過ごした二時間でした。



「引き寄せの法則」を

意識して加速・強化しているような会で


「ピンク」と言えば「ピンク」が現れ、

「バラ」と言えば「バラ」が現れ、

「チアガール」と言えば「チアガール」が現れます。


写真は、そのようにして現われたバラ。

Nさん、ありがとう、です。


この会にいると、

コーチとして未熟であることは許されても

研鑽・向上することをやめれば、

それはすでにコーチをやめるのと同じ、と

自然に感じます。



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2008年4月8日火曜日

異文化体験とネットワークの恩恵そして中空構造

学校関係の実質的年度初めです。

入学式があったり、進級があったり。

みんな何がしか環境が変わります。


我が家は引越しで大きく環境が変わっています。

日本→米国→日本

関東→関西


日本と米国は異文化ですが、

関東と関西だって、結構異文化だと私は思っています。

DJの佐藤裕樹氏は「親子」だって異文化だと言っていたし。


子供達は、そのつど、慣れるのに苦労しているらしい。

ただ回を追うごとに、以前より積極的に自ら動いて

新環境を作ろうという姿勢が見えます。


今日は旧友のネットワークの恩恵を感じる一日でした。


同時に故河合隼雄氏の

「日本文化の中空構造」

という言葉を思い出したのでした。


これじゃ、言葉足らずですが

今日はあたりで。

2008年4月7日月曜日

源平枝垂れ梅 紅白いろいろ

友人が見事な「源平枝垂れ梅」の
写メールを送ってくれました。

紅白のコントラストがとてもはっきりしています。

一本の木から紅白両方の花が咲くので、
「源平」なのですね。

源氏が白で、平家が紅。


紅白といえば、私の小学校時代の赤白帽も

「源平」からに由来していると聞いたことがあります。

私達は運動会で「源平の戦い」をやっていたのですね。


子供は東京の小学校で運動会をしましたが、ここでは

赤は武田信玄の「風林火山」の幟(のぼり)で

白は上杉謙信の「毘沙門天」の幟での

応援合戦がありました。

あれは、川中島だったのか?


でも、武田家は甲斐源氏の出だから、白ではないのか?


それに、

赤の「風林火山」の幟にはタコの絵が

白の「毘沙門天」の幟にはイカの絵が・・・


こうなるともう、何がなんだか、迷走してくるのです。



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2008年4月6日日曜日

沖縄尚学野球部のコーチング

ビジネスの世界では「コーチング」という言葉は浸透して来ましたが、
それ以外の世界では、まだまだです。

だから、折に触れ、あらゆる方法で、「コーチングとは何か?」
説明してみようと思います。

以前は「コーチング」の「コーチ」は
いわゆる「スポーツのコーチ」とは違うと言っていました。

たとえば、野球の試合で負けた選手に対して、コーチが

  「おまえら、たるんでるゾ、
   校庭20周走って、根性たたきなおして来い!」
 
というのは、いわゆる「指示命令型指導」というもので
コーチングではないですね。


でも、今年の選抜高校野球の優勝校、沖縄尚学のコーチの記事を読んで

「ちょっと待てよ」と思ったのです。

以下、4月5日の読売新聞から抜粋

  5回に右中間を抜ける当りを果敢な走塁でランニング本塁打にした
  伊古聖中堅手は「スピードを落とさずにベースを回るにはどうしたらいいか」と
  悩んでいた。相談を受けた伊志嶺(コーチ)さんらは、
  バランスを崩さず走る方法を伊古選手と一緒に考え徐々にマスターさせた
  という。
  
  
この、

バランスを崩さず走る方法を伊古選手と一緒に考え徐々にマスターさせた

の部分は、とてもコーチング。

    現状 :「ベースを回るときスピードがおちる」
    ゴール:「バランスを崩さずにベースを回る」
    
だから、コーチングとは
     現状とゴールのギャップを、
     選手とコーチの双方向コミュニケーションで、埋めること。

    
    
どうでしょう?この説明。

「選手」という表現が残っているのが「なんだかなぁ」、ですけど。



コーチングの説明は、一般的な表現で伝えようとすればするほど、ワケがわからなくなります。

たぶん、コーチングの経験というのを、共有していないからでしょう。


どんどん、具体例を出したほうがいいのだろうな。

それから、お試しコーチングを体験するのも、いいですね。


お試しコーチング受付中
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2008年4月5日土曜日

ライフスタイル・デザイン・コーチ

何についてコーチングするかにより
コーチの種類をいくつかに分けることがあります。

よく目にするのは

エグゼクティブ・コーチ(管理職向け)
ビジネス・コーチ(仕事一般について)
パーソナル・コーチ(個人向け)
子育てコーチ(養育者向け)

などなど。



私は現在の名刺の英文サイドに

「ライフスタイル・デザイン・コーチ」

と書いています。


世の中には

「キャリア・デザイン」…(自分のキャリアをどのように作るのか、計画すること)

という言葉がありますが、

これとほぼ同じように、人生だってデザインできます。

たとえば、今日の新聞で読んだのですが

新井満氏のお母様が唱えたのは

「人生三期説」…
      最初の30年は「自分探し」。
      次の30年は自分の才能を役立てる「自己実現」
      残りの人生があれば、自分や家族以外の人間のために「社会貢献」
       
          
古代インドの「マヌ法典」が唱えるのは

「人生四住期説」…
        「学生期」 勉学のとき。
        「家住期」 結婚し、家を拠点に、仕事し、家庭を支え、子を育てる。
        「林棲期」 森に溶け込むように棲み、スピリチュアルな毎日を送る。
        「遊行期」 一切の執着から離れ、放浪の中で最高我を楽しむ。
           
        この説は五木寛之氏の「林住期」で有名になりました。

こういうのが、「人生=ライフ」デザイン。


「ライフスタイル・デザイン」になると、

人生全体を視野に入れながらも、もっと短い期間にスポットを当てます。


たとえば、これから一年、仕事と、家庭と、地域活動のバランスと中身をどうするのか?

そして、そういうバランスと中身を望むのは,そもそもどういう人生を送りたいからなのか?

そして、そういう生活を手に入れるために何をするのか?


そんなことを明らかにし、サポートしていくのが

「ライフスタイル・デザイン・コーチ」なのだな。



「ライフスタイル」という言葉の考察についてはこの方が。
もうひとつ、こちらも。



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2008年4月4日金曜日

「桜」座標軸


ある見方をすれば、すべての存在は「壮大なムダ」だし、
別の見方をすれば、存在するものに「ムダなものはない」。

どの見方を自分の判断とするかは、大人ともなれば、
自分自身で選択することができる、と私は考えます。

この「ムダかどうか」の座標軸
0%か100%かの両極だけでなく、
その間もいろいろあるんだろうな。

「ムダ度40%、お役立ち度60%」とか


もちろん、「ムダかどうか」以外にも座標軸はあって
春ならば、たとえば「桜」座標。

  満開じゃ!
  
  
  
写真は下鴨の疎水の桜。


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2008年4月3日木曜日

原点としての美 千住博展

高島屋京都店の千住博展へ行きました。

私は自分の言葉を持つ画家が好きで
千住博もずっと気にしている画家の一人です。

今回の展示は 
「ハルカナル アオイ ヒカリ」
という 滝シリーズ でした。

TVで見た滝の絵の実物を見るのは、初めて。
オゾンのにおいがしました。

静かな絵なのに、とても饒舌な感じがします。

宇宙と命とを同時に感じます。



右の写真は「DUNE別冊 千住博 ART IN NEYWORK」から桜の絵です。

かつて、千住博が話していたことのうち、好きな言葉を紹介します。

「日本の美しさとは、
 静けさと華やかさの共存である。
 たとえば、音もなく桜花が散る様子など。」

「人が生きることの原点に美があり、
 美は人を正直な自分に立ち返らせる。」




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2008年4月2日水曜日

愛のあるフィードバック

コーチングの練習をするとき

いちばんありがたいのはフィードバックです。

ここでのフィードバックとは、
コミュニケーションを交わしている相手から伝わってくること、
聞こえてくることなど、客観的事実をそのまま相手に伝えることを言います。

フィードバックは、クライアント役(コーチングの相手役)や
そのコーチングを聞いていた第三者からもらいます。

コーチ21の桜井 一紀氏のコラム、「教えない」

友人から聞いた話としてこんなくだりがありました。


  「部下を育てるということは、フィードバックするということだ。
   リーダーを育てるためには、大局からのフィードバック。
   マネジャーを育てるためには、具体的なフィードバック。
   いずれにしても、愛のあるフィードバックだよ」



私自身のことを振り返っても

「こう、しなさい」「こうするといいよ」
「みんな、こうしているようだ(これは少し回りくどいいいかたですが、よくある言い方)」


などというアドバイスは、有効なようでいて
じつはそうでもないことも多いです。(ただのアマノジャクか?)


自分で考えたことではないので、
自分の内側にとどまらず、流れていってしまったり、
自分には「あわないやりかた」だと思って、本心では受け入れられなかったり。


ところがフィードバックは

相手が、自分のコミュニケーションをどのように受け取ったか、

という、客観的事実なので、

それを材料にして、自分は

「ここは、これでよかったのだな」

「ここは、もっとこうすればいいのかな」

などと、いろいろ考えることができるのです。



自分から発するアイデア、世の中ではよく「気付き」なんていわれますが、

これは、自分の内側で 芽吹き、成長し続けるエネルギーを持っています。


「愛のあるフィードバック」

ときどき愛のムチだったりするけどね。


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2008年4月1日火曜日

フェルト帽も靴下もセルリアンブルーで

本日バスに乗り合わせた見知らぬ女性は

セルリアンブルーのフェルトの帽子に

セルリアンブルーのタイツでした。


フェルトの帽子には赤いフェルトの花がいくつかと

黒いチュールが後部についています。


足元は赤いパンプスでほかにも原色のマルや四角が

手元には赤い千鳥格子?の風呂敷包み。


実際には聞かなかったけど

聞いてみたかった質問は

「その帽子、ステキですね。ハンドメイドですか?」

「今日は何があるんですか?」

「今日のファッションのテーマは何ですか?」


写真のイラストは想像の助けになるかも、と思って描きました。
助けになるか?それとも邪魔か?


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