2011年5月29日日曜日

「ハイサイおじさん」が持つ、複数の物語

喜納昌吉&チャンプルーズの名曲「ハイサイおじさん」

大変に陽気な曲ですが、
高校野球で、沖縄選手の応援歌に使われると、
本当に強そうに聞こえるので、不思議です。

歌詞の内容は
よっぱらいのおじさんを子どもがからかう、というものですが、
その背景には沖縄戦の惨禍があります。
このおじさんは、元校長先生でした。
歌詞の中身と、その背景はこちらにくわしく紹介されています。

http://taru.ti-da.net/e734031.html

喜納昌吉はこういう本も出しています。
反戦平和の手帖 ―あなたしかできない新しいこと (集英社新書)

戦争に対し、どういう立場をとるにせよ、
読んで損のない内容のようです。

歌詞が「下品」だというので、
高校野球の応援歌としては自粛されたときもあったようですが、
2010年のセンバツ「興南ー日大三」戦のとき、復活したらしいです。

2011年5月28日土曜日

人の一生は実に多方面にわたり、私はその一部を知るのみ



中学時代の恩師、R先生の告別式がありました。

その先生は、35年間日本に滞在し、
そのうちの3年間、お世話になりました。

享年79才でした。

そのR先生に対して、これまた中学時代の恩師である
K先生が弔辞を述べました。

K先生は今年98才、
「同志を失った悲しみ」がダイレクトに伝わってきました。

R先生、K先生からは
教室の外で、そして、卒業後に
教えていただいたことの方が、はるかに多かったです。

人の一生は実に多方面にわたります。
R先生から教えられたことは
その中のほんの一部であることを知った告別式でもありました。

写真は、告別式が行われた、同志社旧ハワイ寮。

2011年4月19日火曜日

道でクマにであったら

道でクマにであったら

1 逃げる
2 戦う
3 死んだふりする

どれにするか、しっかり選ぼう。

どの選択肢も、時に応じて、有効だけれど

意識して選ぶことが大事な気がする。



この場合の「クマ」とは「ストレッサー(ストレスの素)」のこと



突発的な危機管理の場合は、また別の視点も必要になりますね。

コーチングサロンin京都(4/18)

今回のテーマは「ストレスマネジメント2011」

関西に住んでいても、

「震災の影響をしっかり受けている」

ことの確認からスタート。


それから、それぞれのストレスについて

「どうなって欲しいか?」「できごと」「気持ち」「考え」「行動」

と分けていきました。


参加者お互いの「聴く力」によって

それぞれが、自分のための

「ストレス軽減の糸口」をつかんでいただけたようで

嬉しいです。



今回のポイントは、各人によって違ったけれど、

(そしてそれは当然のことですが)

「自分の気持ちを無視しないで、大事にする」

「無視された気持ちは、後で、暴れる」

・・・私的にはこのあたり、でした。

2011年4月5日火曜日

福島原発と、福島の野菜と

福島原発に関する、大前研一氏の意見が

こちらのサイトに短くまとめられて、読みやすくなりました。

この原発事故の処理は10年を超える長期戦になりそうだ、ということがわかります。


それはそれとして、安全基準を満たしている福島県野菜もあるわけで、

それは、関西などの遠方にいても通販でこちらから買えます。

風評被害ぐらいは、無くなるように協力できれば、と思います。

2011年3月30日水曜日

原子力発電をめぐる「対立」がもたらしたもの

福島原発のことを考えると、

「いますぐ、対応しなければならないこと」と

「長期的視点に立って行動しなければならないこと」の

2つがあります。


長期的視点に立ったとき

原子力発電をめぐる「対立」が何をもたらしたか、という振り返りが重要だと思います。

その答えのひとつが、この記事です。

50年にも及ぶ対立が、何をもたらしたか振り返るとき、

この先どうするのがベストか、見えてくるのではないでしょうか。


1980年代、工学部の学生だったころ、レポート作成のため、

敦賀原発を見学に行ったことを思い出しました。

そのとき、施設の想像をはるかに超える堅牢さ、

また、敦賀の街の開発がさかんに行われていたことが印象的でした。

その当時も、「もっと安全な原子力の利用技術はないものか」と

世界の研究者がしのぎを削っていたのでした…。


…原子力について考えるのはそれ以来です。

2011年3月14日月曜日

災害時のメンタルケア

*この記事はアスクヒューマンケアのブログから転載させていただきました* 

 以下は、アスクの『災害と心のケア』ハンドブックからの抜粋です。
 このハンドブックは、アスクが阪神淡路大震災の直後に関係機関に
 流した情報や、現地の援助者を対象に開催した緊急ワークショップ
 の内容をまとめたものです。

 長いですので、関係するところのみ、どうぞお役立てください。

 ………もくじ………

 1.傷つくのは、直接被災した人だけではありません
 2.災害時のストレス反応について
 3.ストレス軽減の方法
 4.飲酒についての注意
 5.援助者の二次被災を防ぐ
 

┌────────────────────────────
│1.傷つくのは、直接被災した人だけではありません
└────────────────────────────

 被災した個人だけでなく、その地域全体が、災害のショックで
 傷つき、マヒに陥ります。
 たとえば津波の被害からまぬがれた人も、なじみのある町の
 風景や、これまでの日常を失っただけで、打撃を受けます。

 地域の行政機関や医療機関も、パニック状態に陥ります。
 救助や援助に向かった人たちも、緊張・重圧・ショックに
 さらされます。

 被災地にいなくても、親しい人の安否についての心配はもちろん、
 各地の悲惨な様子に過去の被災体験がよみがえったり、
 自分が安全な場にいることに負い目を感じる気持ち、
 何もできないことで落ち着かない気持ちなど、かなりの人が
 多かれ少なかれ、影響を受けます。

┌────────────────────────────
│2.災害時のストレス反応について
└────────────────────────────
 
 多くの被災者は、下記のような状態を経験します。
 これは「異常な事態に対する正常な反応」です。

 【心理・感情】
 感情のマヒ・眠れない・恐怖の揺り戻し・不安・孤独感・
 疎外感・イライラ・怒り・生き残ったことへの罪悪感 など

 【身体】
 頭痛・手足のだるさ・筋肉痛・胸の痛み・吐き気 など

 【思考】
 集中できない・思考力のマヒ・混乱・短期の記憶喪失・
 無気力・決断力や判断力の低下 など

 【行動】
 怒りの爆発・家族間のトラブル・周囲との接触を拒絶する・
 飲酒問題・子ども返り など

┌────────────────────────────
│3.ストレス軽減の方法
└────────────────────────────

 次のような方法が有効です――。

 もっともよいのは、誰かに体験を話すこと。
 互いに話して、聞くのは、非常に有効なストレス軽減法。

 話すときは「できごと」「考え」「気持ち」の順にすると
 話しやすい。

 感情を抑えない。泣きたいときには泣く。

 文章に書く、絵を描くのもよい。

 ストレスがあると呼吸が浅くなりがち。深呼吸する。

 軽く運動して、身体をほぐす。

 親子や家族、友人間でのスキンシップも、緊張をほぐすのに
 とてもよい。

 日常そのものが大変な時だからこそ、ほんの少しでいいから
 自分のための時間を見つけて気持ちが楽になることをする。

 自分を責めない。

 つらさを一人で抱えこまずに、助けを求める。

┌────────────────────────────
│4.飲酒についての注意
└────────────────────────────

 ストレスを酒でまぎらわすのは危険です。

 災害によるストレス反応のひとつに、飲酒の増加があります。
 感情的に不安定になっているところにアルコールが入れば、
 飲酒のコントロールが失われやすく、極端な行動や、トラブル、
 認知の混乱などが起こりやすくなります。

 また、飲酒している人の家族は、災害のストレス・周囲への
 気がね・飲んでいる人が家族としての責任を果たせない、
 という3つが重なって、この上なくつらい思いをします。

 アルコール問題を防ぐため、地域にこうした知識を徹底させ、
 避難所内は禁酒にすることが大切です。

┌────────────────────────────
│5.援助者の二次被災を防ぐ
└────────────────────────────

 災害当初の人命救助、救急医療、避難所運営、復旧作業、
 心のケアなど、被災地で援助を行なう人々は「二次被災者」
 とも言われます。

 援助者は非常に緊迫した状況の中で仕事をします。

 人手が足りない、物資が足りない、情報が足りない……こうした
 悪条件に加え、悲惨な現場に立ち合うことも多いでしょう。
 救助すべきなのにできないなど、自分には手のつけようのない
 状況にも直面します。
 ときには被災者から、やり場のない怒りをぶつけられることも
 あります。
 援助者自身が自宅で被災している場合もあります。

 これだけのストレス下でオーバーワークを強いられれば、
 感情的にまいってしまうのは人間として自然なことです。
 心身の後遺症を残さないため、セルフケアが不可欠。

 【相棒を作る】
 必ずペアを組んで行動し、お互いの様子を常にチェックする。
 相手に疲れが見えたら、少しの時間でも休むようアドバイス。
 仕事の後は、体験したこと・感じたことを話し、感情を吐き出す。
 互いに「よくやった」と声をかけあう。

 【休憩をとる】
 たとえ5分でも、現場から離れて深呼吸したり、甘いものを口に
 入れるなどで、心身の疲労は回復する。
 家や宿舎に帰った後は、十分な食事と睡眠を。

 【自分の限界を知る】
 人によって、イライラ・極度の早口・極度の無口など、心身の
 疲労が限界になったときのサインはさまざま。
 自分のサインを相棒に伝えておく。
 目の前に助けを必要とする人がいても、自分がすべてやろうと
 するのは無理。そのことを理解しておく。

 【ペースを守る】
 決められたシフトを守る。
 深呼吸で落ち着きを取り戻す。
 軽い運動で身体をほぐす。
 リーダーは無理のない交替制のシフトを作り、援助者の疲労や
 ストレス反応に注意する。

 ……………

金沢医科大学に出講しました

3月10日、金沢医科大学に出講させていただきました。

テーマは「コーチングを、いかに臨地実習に活用するか」です。


どんな場面であろうと、コーチングの基本は同じです。

そして、理論をさらっと押さえたら

あとは実際にやってみて、参加者のみなさんに、

それぞれ、どんな「感じ」がするのか、

味わっていただくことを目的に

プログラムしました。



その意味で、コーチングセミナーのゴールは

参加の皆様と、その場で創っていくものと思っています。

この日も、優秀な皆様と「共創の場」を作ることができて

とても幸せでした。


コーチングは「態度」です

つまり、個人が選び取ることのできる態度の一つです。

コーチングを「生きる態度」として選択する人が増えれば

やがてコーチングは「文化」になるのではないでしょうか。

2011年3月12日土曜日

被災された皆様、お見舞い申し上げます

このたびの地震で被災された皆様に
心からお見舞い申し上げます。

グーグルで以下の情報を提供しています。
グーグルクライシスレスポンス 東北地方太平洋沖地震

ツイッター・フェイスブック・ミクシーなどは比較的つながりやすいですが、
100%確実な情報ばかりとは言えないことをご了承ください。

2011年2月19日土曜日

スポーツ万能で、恋に生き、歌に生き・・・

もし、この人が現代に生きていたら、私は絶対にファンになっていたでしょう。

乗馬と蹴鞠が上手で、「やぶさめ」をすれば百発百中、

女性にモテて、激情家で、自分も恋をして、

歌(といっても和歌)を詠ませたら名人で、

けれども、思うところがあって、若くして出家し、

そのために本当の自由人となった「西行」。


平安時代、いろいろな人と

立場や身分を超えて自由に付き合うには、

歌詠みになるか、僧侶になるかの

2つの方法がありました。

そして、彼はその両方でありました。


辻邦夫氏の小説『西行花伝(1991年)』では

彼が精神の自由も手に入れていた様子が

描かれています。


彼のような「スーパースター僧侶」は歴史上、何人かいて、

空海とか、法然とか、道元などの「教祖型」と

西行、明恵、良寛などの「アーティスト型」があるように思います。


高杉晋作も西行のファンで、彼のようになりたいと、

自分のことを「東行」と呼んだぐらいです。


残念なのは、彼のプロフィール像に

適切なのが無い、ということぐらいでしょうか。

2011年2月18日金曜日

どうしてこの家族は崩壊しないんだろうか

「どうして、この家族は崩壊しないんだろうか、みんなギリギリの毎日なのに」
二十歳の長男が突然こう言い出しました。

なるほど、夫は「仕事で超多忙、何時に帰宅か不明」
長男「大学サークルの総務で24時間体制、何時に帰宅か不明」
次男「大学受験生、危険な賭け?中」
私「仕事と趣味で、家事まで手が回りかね」

家族法をかじった長男は、
このような状態の家族は崩壊していることが多い、と学んだらしいのです。

「どこでバランスが取れているのかわからないけれど、
 家族は安定しているし、
 父親とはほとんど顔を合わせないのに
 放っておかれている感じがしないし…」

思い当たることがあるといえば、
子どもたちが小学生だったころ、
一緒に少年野球をしたことかもしれません。
夫も私も野球がヘタで、
あっという間に子どもに抜かれ、夫婦で
「私たちよりよっぽど上手だね~」と
感心していました。

今、長男は野球はしませんが、
父親とのキャッチボールの記憶は残っているのでしょう。

いずれにしても、
子から親への最高の承認には違いありません。
(とんだ親バカで失礼しました)


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2011年1月25日火曜日

コーチングサロンin京都「幸せの定義」

今、何かと、気がかりが多い
大学受験生や、思春期のお子さんをもつお母さんが対象のサロンです。
ですから、この時期はいつも特にポジティブなテーマを選びます。

この3年間、私自身も常に受験生の子供がいるので、
いつも、特に肝を据えてプログラムを構成します。

導入は、明石さんまの昔のCM
「幸せ~ってナンだっけ、ナンだっけ♪」から入り、
終わり頃には皆さんの涙腺がかなりゆるんでいました・・・。

収穫は、みなさんが、対話を通じて
互いに触発されつつ、
自分の「幸せ」について、それぞれに発見があったこと。
また、そこにも多様性がはっきりと見られたこと。

というのも、「涙腺がゆるむ」箇所が
人によってぜんぜん違ったのです。

そして、もちろん
「みんな違って、みんないい」のです。



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2011年1月24日月曜日

京都チャプター「コーチング基礎①聴く」

京都チャプターでは、今年

「コーチング基礎」シリーズ全四回

を企画しています。


一人の講師に任せるのではなく、

運営メンバー全員がプログラムに関わります。


準備がなかなか大変ではありますが、

相乗効果もあります。

つまり、自分ひとりでは思いつかないような展開のプログラムを

構成することができるのです。


昨日は30名の参加があり、

会場は熱気で包まれました。


「聴く」とは大変簡単なことのように思われますが、

実践を通して、「聴く」ことの奥深さを感じていただけたようです。






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今年の抱負

新年が無事、明けました。
今年もよろしくお願いいたします。

もう、みなさんはとっくに抱負を決め、
それに向かって行動されていることと思います。

私も実は年末から動き始め、
ただいまかなりのスピードで走って?おります。

私にとっての今年は、
「ソーシャル・ネットワーク元年」です。

同名の映画が注目を集めていますが、私の場合は
リアルなコミュニケーションが不得意だからインターネットに頼るのではなく、
なかなか出かけられないから、インターネットを利用するのです。





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