本をよんで考えました
花街と茶道の共通項は「おもてなし」と「伝統」
そして、花街と茶道における「おもてなし」には、どういう特徴があるのか?
ひとつは「とりあわせの妙」つまり「総合力」。
もうひとつは「本歌取り」。
当事者たちに共有のことがらを巧みにもちいて
またたく間に 深い心の交流を成り立たせます。
茶道の共通項といては、禅とか、
道具類にへの深い理解とかが要求され、なかなか大変ですが、そのために、
お茶事のプロセスのひとつひとつに膨大な意味が与えることが可能になります。
それらを当事者同士が瞬時に理解しあうことにより
「瞬く間の深い心の交流」が可能になるのでしょう。
一方、花街をじっくり楽しむには
歌舞伎の知識があり、三味線がわかり、端唄や小唄を知っているとよいとされ、
これもなかなか大変ですが、よ~く考えると
これらは、江戸時代のいわば芸能界情報だったのだから、
今でいえば、
「ウサイン・ボルト」というと
ウィニングランのパフォーマンスで応える、
というようなやりとりだったのかなと思います。
そういう意味では茶道が本当にup-to-dateで面白かったのは
16~17世紀の利休の時代であったろうと想像できます。
もし、そのような共通項を持たないフランス人を
お茶事で「もてなす」にはどうすればよいか?
先の本では、道具の一部に「フランスのアンティーク」を使う例が
紹介されていました。
掛け軸の書の替わりに、ラテン語の一節なんかもいいのかも。
自分が輝く3つの方法(私のホームページです)
←応援ありがとうございます
2009年8月18日火曜日
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2 件のコメント:
>そういう意味では茶道が本当にup-to-dateで面白かったのは
16~17世紀の利休の時代であったろうと想像できます。
ほんとにそう思う!!
前衛だった頃・・・。
>道具の一部に「フランスのアンティーク」を使う
>掛け軸の書の替わりに、ラテン語の一節なんかもいいのかも。
かっこいい!!
でしょッ?!
久々にアウトプットして頭がスッキリいたしました。
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