2009年2月26日木曜日

「感覚のトレーニング~自然の形からわかること」

感覚のトレーニングをやってみました。

やりかた:

公園に行って、自然のなかから、アルファベットや数字を見つけ、写真に記録する。


これは、インダストリアルデザイナーの阿部雅世氏が、

「ラジオ体操がわり」に日常行っている感覚のトレーニングだそう。

感覚はトレーニングし続けないと、衰えるそうです。

このトレーニングでは、大人は苦労しますが、子どもは楽々とこなすそうです。

そしてこれは、阿部さんのお気に入りのトレーニング。


さて。

トレーニング場所は、「糺(ただす)の森」。

始めてはみたものの、なかなかアルファベットやら数字やらの文字は見つかりません。


たしかに、自然の中にいろいろな基本形を見つけることはできます。

しかし、どれも「つながったり」「反復したり」「フラクタル風だったり」・・・

1文字【W】【M】

ここでは、「W」が見えるような。

2自然の形は反復する

同じ形を繰り返しながら、増えていく枝。




わかったこと。

自然の中に、文字の形は単体ではなかなか存在しません。

どれも、「つながって」います。

ある「基本形」が、つながり、反復したり、フラクタル風に枝分かれします。

それが「続けることの可能な形」あるいは「成長するものの必然の形」なのでしょうね。



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そこにあえて文字を探すのです。

地面に落ちた枝や、

偶然の重なりぐあい、

あるいは、一部が似ているだけでもいいので無理矢理こじつけたり

ネガとポジの両方を見たり。


文字【K】
文字【K】のつもり

文字【O】③
文字【O】

文字【T】
文字【T】こういう風に落ちていました。触っていません。

文字【V】
文字【V】ちょっと飾りをつけて。


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さらに気づいたこと。

基本形として、目を引くにもかかわらず、

文字の中には存在しない形は

「放射型」

放射型は、その形自体は、それ以上展開できません。

そこで終わりになります。

放射状の葉

でも放射型も自然の中によくある形

たとえば、太陽光線など。

「エネルギー発散!」の感覚が伝わってきます。

それを思うと、なぜ世の中には「花好き」が多いのか、

はた、とわかりました。

花の形は「放射の形」。

「エネルギー発散!」の「めでたい」形

梅の花なんていうのもそうですね。

糺の森1光琳の梅アップ
光琳の梅。ちょっとピンぼけです。




自然の中には

続く形 = 成長の形 と

放射の形 = エネルギー発散の形 が

あるのだな、と思いました。

 



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