2009年4月7日火曜日

「無名兵士の祈り」

ニューヨーク大学リハビリテーション研究所の壁に残された
作者不詳の詩で、アメリカ南北戦争の一兵士が残したものらしいとのこと。



I Asked God / The Answer to All My Prayers
無名兵士の祈り
Author Unknown
作者不詳

I asked God for strength, that I might achieve,
I was made weak, that I might learn humbly to obey.
大きなことを成し遂げるために力を与えてほしいと、
神に求めたのに、謙遜を学ぶようにと、弱さを授かった。

I asked for health, that I might do greater things,
I was given infirmity, that I might do better things.
より偉大なことができるように健康を求めたのに、
より良いことができるようにと病弱を与えられた。

I asked for riches, that I might be happy,
I was given poverty, that I might be wise.
幸せになろうとして、富を求めたのに、
賢明であるようにと貧困を授かった。

I asked for power, that I might have the praise of men,
I was given weakness, that I might feel the need of God.
世の人々の賞賛を得ようとして権力を求めたのに、
神の御心を知るようにと非力であることを授かった。

I asked for all things, that I might enjoy life,
I was given life, that I might enjoy all things.

人生を楽しむためにあらゆることを求めたのに

あらゆることを楽しめるようにと、生命を授かった。

I got nothing that I asked for
- but everything I had hoped for.
求めたものは一つとして与えられなかったが、
願いはすべて聞き届けられた。

Almost despite myself, my unspoken prayers were answered.
I am among all men, most richly blessed! 
神の意にそわぬ身であるにもかかわらず、
心の中の祈りは、すべて叶えられた。
私はあらゆる人の中で、もっとも豊かに祝福されたのだ。




この詩は「無名兵士の祈り」「叶えられた祈り」「病者の祈り」または「人生の祝福」など、
さまざまなタイトルで呼ばれているらしいです。
「千の風の乗って」のように、人々の間で静かに好まれた、
万葉集で言えば「詠み人しらず」の詩のようなものかもしれません。


「求めること」と「願うこと」の違いを考えたりします。



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