2010年10月23日土曜日

時代祭、あるいは京都中心史観

Jidai Matsuri Fes.  Kudara_O_Myoshin

白虎隊にはじまり、神様の御幸に終わる、時代祭。

神様とは、平安京を開いた桓武天皇と

京都に在位した最後の天皇、孝明天皇のことです。


その徹底した、京都中心のデザインが愉快です。

楠公こと、楠木正成の行列が、

織田信長や、羽柴秀吉のものよりず~っと立派。


七卿落ちがクローズアップされたり、

「藤原時代」やら「延暦時代」やら、歴史の教科書とは異なる時代区分。


また、時代をさかのぼって、

一番最後に桓武・孝明両天皇の御幸を持ってくるところなど、

「ウチら、1000年の都どすぇ~」という

澄まし顔の、その実、京都の気概が伝わってきます。



京都とは関係ないですが、

もうひとつ興味深かったのは、馬の性質。

映画用の馬が使用されるのですが、

馬のガンコなこと極まりなく、

「こうする!」と決めたらテコでも意志を曲げない。

それをうまくいなすのが馬子の役目。

行列が止まって馬がイラつくつと、

その呼吸をはかって、小さく左回りさせるのです。

女性の馬子が多かったのも目を引きました。


馬の1頭はどうしてもいうことを聞かず、

とうとう乗り手を振り落としてしまいました。

怪我がひどくなければいいのですが・・・。




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