2008年10月29日水曜日
ARTが好きな理由
山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。
どこに越しても住みにくいと悟ったとき、
詩が生まれて、画(エ)が出来る。
(夏目漱石『草枕』冒頭)
「情に棹させば流される」の意味は、
感情のままに進むとどんどん流される、というぐらいでしょうか
同情しすぎると自分自身が流されてしまう、とも取れますね。
しかし、この部分は「人の感情に逆らえばひどい目に会う」と受け取る人が多いとか。
でも、辞書を引けば、そうでないことがわかります。
久しぶりに、『草枕』冒頭部分の朗読を聞き、
なぜ、自分がARTが好きなのか、
腑に落ちたのでした。
写真は友人の師匠の作品。
コーチングで一隅を照らす(私のホームページです)
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