内田樹(たつる)氏の本、『日本辺境論』に
『日本人の(中略)場の親密性を自分自身のアイデンティティの一貫性よりも優先させる傾向・・・』
という箇所があります。
これに対する岡野由美さんのコメントが
これは、エントリー(アイデンティティの選択)の最適化に手が届きにくい理由のひとつだと思いました。「場の親密性」を大事にするのは、日本文化のよいところでもあるのでしょうが、それを背景に、個人としてのアイデンティティの選択と統合が弱くなるとするなら・・・。コーチングとしては、迷走する理由のひとつになり得ると感じた箇所です。(Global Coach Academy のブログから)
例えば、お互いの距離が大変に近い家族関係にこういうことが起こりえます。
そんな時、思考実験として
「何の制約もなく、誰からも意見されず、
なんでも自分で決められるとしたら、どうしますか?」
と自問自答するところから始めるのもひとつです。
最初は、制約をはずしても、それまでの枠から出られないかもしれませんが、
手を変え、品を変え試みるうちに、すこしずつ枠の外にでられるはず。
各個人がアイデンティティを確立しても、
なおかつ成り立つ場の親密性はあると思います。
自分が輝く3つの方法(私のホームページです)
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2010年11月12日金曜日
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