2008年1月16日水曜日
ほかの方法はないか?
ヒトの細胞から、万能細胞を作ることに成功した山中教授は、
受精卵からできた万能細胞を、生まれて初めて、顕微鏡で見たとき、
「この受精卵と、生まれて間もない自分の娘とは、ほとんど違わないのでは?」
と感じたそうです。
受精卵は、新しい命のつながるもの。
だから、受精卵から万能細胞を作る方法には抵抗がある。
「ほかの方法はないのか?」
もし、受精卵以外のもので、万能細胞を作れるならば、
そのほうが、ずっといい。
と、自然に考えたそうです。
このようにして、だれも考えなかったまったく新しい方法、
ヒトの皮膚から万能細胞を作る、というアイデアが生まれたのですね。
ほかの方法はないか?
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