もし「タイタニック」のような客船事故が起こったとき、
人は実際にはどのように行動するのでしょうか?
人々はパニックを起こすのでしょうか?
答えはNOだそうです。
1994年のバルト海で、エストニア号という客船が沈みました。
そのとき、生き残ったある人は、このように行動したそうです。
私は軍隊で習ったスキルを思い出しました。
通常とは全く異なる反応をしたのです。
私は自分自身に語りかけました。
「オーケー。今、自分がとれる行動は選択肢1と選択肢2。
決める。行動。」
「船が沈むぞ!」などとは語りかけませんでした。
他の生存者達も同じだったのですが、
私は目の前のことだけに集中していたのです。
多くの人は、危険が迫ったとき、パニックを起こして騒ぐより、
静かになり、麻痺したように動かなくなってしまうのだそうです。
これは、「死んだふり」をすることによって
ライオンなどから身を守る動物の本能が
残っているからだと説明されています。
ところが、この本能は、「沈む客船」などの場合は
かえって命取りになります。
この本能にだまされない方法は2つあります。
ひとつは、非常時に備えてトレーニングしておくこと。
もうひとつは、お互いに大声で声を掛け合うこと。
大声は、麻痺したようになった人を、「我に帰らせる」のだそうです。
タイム6月23日号に紹介されていた記事の要約でした。
コーチングで一隅を照らす(私のホームページです)
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2008年6月26日木曜日
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