2008年6月26日木曜日

危険が迫ったときに役立つこと

もし「タイタニック」のような客船事故が起こったとき、

人は実際にはどのように行動するのでしょうか?


人々はパニックを起こすのでしょうか?


答えはNOだそうです。



1994年のバルト海で、エストニア号という客船が沈みました。

そのとき、生き残ったある人は、このように行動したそうです。


 私は軍隊で習ったスキルを思い出しました。
 通常とは全く異なる反応をしたのです。
 私は自分自身に語りかけました。
 「オーケー。今、自分がとれる行動は選択肢1と選択肢2。
  決める。行動。」
  
 「船が沈むぞ!」などとは語りかけませんでした。
 
 他の生存者達も同じだったのですが、
 私は目の前のことだけに集中していたのです。
 
 
 
多くの人は、危険が迫ったとき、パニックを起こして騒ぐより、

静かになり、麻痺したように動かなくなってしまうのだそうです。


これは、「死んだふり」をすることによって

ライオンなどから身を守る動物の本能が

残っているからだと説明されています。


ところが、この本能は、「沈む客船」などの場合は

かえって命取りになります。


この本能にだまされない方法は2つあります。

ひとつは、非常時に備えてトレーニングしておくこと。

もうひとつは、お互いに大声で声を掛け合うこと。

大声は、麻痺したようになった人を、「我に帰らせる」のだそうです。



タイム6月23日号に紹介されていた記事の要約でした。

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