2008年12月5日金曜日

フェルメールの青

water_2

友人がフェルメール展のお土産を送ってきてくれました。

久し振りにみるフェルメールの絵ですが、

複製でもなお、青色の深さが印象的です。


この青はラピスラズリを原料としています。

ラピスラズリと言えば

東京芸大が『本瑠璃』と称する絵の具を発売しています。

瑠璃はラピスラズリの和名です。

4.2グラムで50,400円・・・


昔読んだ小説や伝記などに

「絵の具を買うお金もない」という表現がよくあり、疑問だったのですが、

本当に美しく発色する絵の具というのは

高価なものなのだ、とようやく理解しました。


写真は、私が子供のころ、百科事典の図版で見た、

初めてのフェルメールの絵です。

「窓辺で水差しを持つ女」

やはり、ふんだんに青を使っています。


子供の頃は、青よりも

凍てついた冬の朝のような光の具合とか

頭にかぶっている白い布の輝きに目を奪われていました。





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