22日のハーレーンの研修で扱った言葉シリーズ、その②です。
長めの英単語ですが、外来語として日本にも浸透しているし、
コーチだったら、確認しても損のない言葉だと思ったので
比較検討してみます。
ハーレーンは自分のコーチングを
「協力的な人間関係と対話を軸として機能する」コーチングであるとし、
コラボラティブ・コーチングという名前をつけています。
参加者から、「なぜコーポラティブではないのですか?」
と質問が出ました。
【コラボラティブ collaborative 】
動詞 collaborate (いわゆる「コラボ」ですね)には
共同して働く、合作する、という意味があります。(リーダーズ)
【コーポラティブ cooperative】
動詞 cooperative には
協力する、協同する、という意味があります。(リーダーズ)
○○大学生協や、京都生協などのいわゆる 生活協同組合のレジ袋などに
「COOP」と書いてありますよね。そのCOOPの元の言葉です。
この説明だけだと、【cooperative】でも構わないように思えますよね?
ところが!
この【cooperative】の中身には、ハーレーンによると、こんなものが含まれるそうな。
医者が、患者に「このようにしなさい」という指示を出す
患者は、医者の指示に従順に従う。
こういう関係も【cooperative】な関係なのだそうです。
両者は「対等」な関係ではないのですね。
それに対し【collaborative】な関係では、両者は全く「対等」です。
ところで、この話を聴いていて思い出したのが
CTIジャパンが翻訳した本『コーチング・バイブル』の原題にある
【co-active】という言葉。
もともと【co-】という接頭語は「共同」「共通」「相互」「同等」の意味を持ち、
これに【active】「活動的」「積極的」「能動的」「自ら動く」の意味が加わるのだから
【co-active】は「双方が積極的に関わる」という意味になります。
ハイ。
話が細かくなりました。
エンジニア時代、言語学とコンピューターサイエンスを合体させた
機械翻訳ソフトの開発に従事していたので、
この手の話を始めると、止まらなくなります。
私の自己満足だけでなく、
読んでくださる方に、お役に立つ箇所があれば、嬉しいです。
コーチングで一隅を照らす(私のホームページです)
←応援ありがとうございます
2008年7月26日土曜日
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