ひょんなきっかけで、
それまで、まったく興味がなかったものに
いきなり感動することがあります。
それは、つけっぱなしのラジオから流れてきた、
富山県の民謡で、
日本の民謡なのに、「大陸の響き」があったので、
思わず聞き入ってしまいました。
「大陸の響き」を思わせたのは
ゆったりした太鼓のたたき方と
胡弓の伴奏。
太鼓のたたき方に、何故か朝鮮半島を思い出し、
胡弓の音色にモンゴルの馬頭琴を思い出したせいかもしれません。
調べてみて驚いたことが2つあります。
まずこの『こきりこ節』は一説によると
大化の改新(645年)の頃から存在する田楽歌である、といわれるほど
大変に古いものである、ということ。
2つめには、「胡弓小事典・歴史」というサイト(http://www.co-q.com/jiten_rekishi_frame.htm)に
胡弓はアジア大陸内陸部で発生した楽器が、いったん西域へ渡り、
南下しつつ東進して東南アジアを経て日本に来たのでは?
という説が書かれていること。
私が聴いたのは、古代の音、大陸の音だったのかもしれません。
私が聴いた「こきりこ節」は
寺崎美幸という民謡歌手が歌っているもので
こちらで試聴できます。
このバージョンでは胡弓は聞こえません。
胡弓の音は、こちらの「越中おわら節」で聴くことができます。
けれども、私はラジオから流れてきた胡弓バージョンの「こきりこ節」が好きだったなあ。
コーチングで一隅を照らす(私のホームページです)
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2008年7月29日火曜日
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