2008年7月29日火曜日

『こきりこ節』

ひょんなきっかけで、

それまで、まったく興味がなかったものに

いきなり感動することがあります。



それは、つけっぱなしのラジオから流れてきた、

富山県の民謡で、

日本の民謡なのに、「大陸の響き」があったので、

思わず聞き入ってしまいました。


「大陸の響き」を思わせたのは

ゆったりした太鼓のたたき方と

胡弓の伴奏。


太鼓のたたき方に、何故か朝鮮半島を思い出し、

胡弓の音色にモンゴルの馬頭琴を思い出したせいかもしれません。


調べてみて驚いたことが2つあります。


まずこの『こきりこ節』は一説によると

大化の改新(645年)の頃から存在する田楽歌である、といわれるほど

大変に古いものである、ということ。



2つめには、「胡弓小事典・歴史」というサイト(http://www.co-q.com/jiten_rekishi_frame.htm)に

 胡弓はアジア大陸内陸部で発生した楽器が、いったん西域へ渡り、
 南下しつつ東進して東南アジアを経て日本に来たのでは?
 
という説が書かれていること。


私が聴いたのは、古代の音、大陸の音だったのかもしれません。


私が聴いた「こきりこ節」は

寺崎美幸という民謡歌手が歌っているもので

こちらで試聴できます。


このバージョンでは胡弓は聞こえません。

胡弓の音は、こちらの「越中おわら節」で聴くことができます。



けれども、私はラジオから流れてきた胡弓バージョンの「こきりこ節」が好きだったなあ。

 
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