2008年4月2日水曜日

愛のあるフィードバック

コーチングの練習をするとき

いちばんありがたいのはフィードバックです。

ここでのフィードバックとは、
コミュニケーションを交わしている相手から伝わってくること、
聞こえてくることなど、客観的事実をそのまま相手に伝えることを言います。

フィードバックは、クライアント役(コーチングの相手役)や
そのコーチングを聞いていた第三者からもらいます。

コーチ21の桜井 一紀氏のコラム、「教えない」

友人から聞いた話としてこんなくだりがありました。


  「部下を育てるということは、フィードバックするということだ。
   リーダーを育てるためには、大局からのフィードバック。
   マネジャーを育てるためには、具体的なフィードバック。
   いずれにしても、愛のあるフィードバックだよ」



私自身のことを振り返っても

「こう、しなさい」「こうするといいよ」
「みんな、こうしているようだ(これは少し回りくどいいいかたですが、よくある言い方)」


などというアドバイスは、有効なようでいて
じつはそうでもないことも多いです。(ただのアマノジャクか?)


自分で考えたことではないので、
自分の内側にとどまらず、流れていってしまったり、
自分には「あわないやりかた」だと思って、本心では受け入れられなかったり。


ところがフィードバックは

相手が、自分のコミュニケーションをどのように受け取ったか、

という、客観的事実なので、

それを材料にして、自分は

「ここは、これでよかったのだな」

「ここは、もっとこうすればいいのかな」

などと、いろいろ考えることができるのです。



自分から発するアイデア、世の中ではよく「気付き」なんていわれますが、

これは、自分の内側で 芽吹き、成長し続けるエネルギーを持っています。


「愛のあるフィードバック」

ときどき愛のムチだったりするけどね。


コーチングで一隅を照らす(私のホームページです)
←応援ありがとうございます

0 件のコメント: