2008年4月6日日曜日

沖縄尚学野球部のコーチング

ビジネスの世界では「コーチング」という言葉は浸透して来ましたが、
それ以外の世界では、まだまだです。

だから、折に触れ、あらゆる方法で、「コーチングとは何か?」
説明してみようと思います。

以前は「コーチング」の「コーチ」は
いわゆる「スポーツのコーチ」とは違うと言っていました。

たとえば、野球の試合で負けた選手に対して、コーチが

  「おまえら、たるんでるゾ、
   校庭20周走って、根性たたきなおして来い!」
 
というのは、いわゆる「指示命令型指導」というもので
コーチングではないですね。


でも、今年の選抜高校野球の優勝校、沖縄尚学のコーチの記事を読んで

「ちょっと待てよ」と思ったのです。

以下、4月5日の読売新聞から抜粋

  5回に右中間を抜ける当りを果敢な走塁でランニング本塁打にした
  伊古聖中堅手は「スピードを落とさずにベースを回るにはどうしたらいいか」と
  悩んでいた。相談を受けた伊志嶺(コーチ)さんらは、
  バランスを崩さず走る方法を伊古選手と一緒に考え徐々にマスターさせた
  という。
  
  
この、

バランスを崩さず走る方法を伊古選手と一緒に考え徐々にマスターさせた

の部分は、とてもコーチング。

    現状 :「ベースを回るときスピードがおちる」
    ゴール:「バランスを崩さずにベースを回る」
    
だから、コーチングとは
     現状とゴールのギャップを、
     選手とコーチの双方向コミュニケーションで、埋めること。

    
    
どうでしょう?この説明。

「選手」という表現が残っているのが「なんだかなぁ」、ですけど。



コーチングの説明は、一般的な表現で伝えようとすればするほど、ワケがわからなくなります。

たぶん、コーチングの経験というのを、共有していないからでしょう。


どんどん、具体例を出したほうがいいのだろうな。

それから、お試しコーチングを体験するのも、いいですね。


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