2008年5月24日土曜日

イケアの理念

イケアのハート

たいして家具に興味をもっているわけでもない私が

なぜ、突然イケアを探検しようと思ったのか、そのわけは、

「イケアの考え方が好きで、ここで働くことにした」

という友人がいたからです。


いったいどんな店なのか興味がわき、

実際にイケアに行けば、

その考え方が店舗というかたちで表現されているのを

見たり、感じたりすることができるはず、と思ったのです。


イケアという北欧家具のブランドがあることは

10年ぐらい前から知っていました。


2年間のアメリカ生活でのことですが、

そこで生活する研究者家族は、経済的な余裕がないので、

(ウチの家族を含む)

たいてい間に合わせの中古の家具を購入します。


ところが、インテリアに関心のある研究者家族は

「イケア」を購入するのです。


彼らが「イケア」と発音する、その発音の仕方が

「私たちは納得のいくものを選択しているのである」

という確信を感じさせるものだったので、

私の印象に残っていました。


イケアのイメージは

「おしゃれなものを、品質は保証しつつ、低価格で」という感じでしょうか。

どうやって、デザイン性と品質を保ちながら低価格を実現するのか

それを知るにはこの動画サイトが最適です。(しかもユーモアあり!)



実際の店舗を見て、感じたのは

家具のような大型の品物の購入にもかかわらず

徹底したセルフサービスを可能にする店の構造と

テーマパークのような楽しい雰囲気でした。


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イケアの理念についてイケアのサイトの日本文と英文を調べてみました。



イケアのビジョン 「より快適な毎日を、より多くの人に」

イケアのビジネス理念 「優れたデザインと機能性を兼ねそなえたホームファニッシング製品を幅広く取りそろえ、より多くの人々にご購入いただけるよう出来る限り手ごろな価格で提供する」

イケアで働く人に関する理念
「地に足のついた、前向きな人に、個人として、またプロフェッショナルとして成長する機会を提供すること。そして社員全員が協力して、お客様はもちろん自分たちのためにも、より快適な毎日を創り出すこと。」




イケアのサイトを読んで、印象的に残ったことが、3つありました。

ひとつは、この会社が理念を

「絵に描いた餅」で終わらせるのではなく、

本気で実現しようとしているらしいこと。


ふたつめは、「お客様は神様」というのではなく、

働く人とお客の関係が対等であろうしていること。

この「対等性」において、

リッツ・カールトンのクレドに似ているとも思います。


みっつめは、サイトだけで上記のふたつを伝えきるような、

サイト自体がもつ、表現力です。


コーチングで一隅を照らす(私のホームページです)
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