2008年5月8日木曜日

「宇宙コーチング」を伝える試み

デューラー メランコリア
私の目指すコーチングは

「宇宙コーチング」です。

  キャンバスにあなたの宇宙を描いてください。
  それを一緒に眺めましょう

  どんな色でどんな形か
  どんな音でどんなにおいか
  どんな文字が書いてあるか。

  そしてどこに空白があるのか

  あなたは自分の宇宙を描くコーチングで
  あなたがとても豊かであることに気付き、
  自分から動き始めます。



というと、これを聞いた人が

「ふわふわ宇宙遊泳している感じですね」

と、コメントしました。


そういうつもりではなかったのですが、

浮き世離れしたイメージが伝わったようです。


そこで、宇宙という言葉で何を伝えたいのか考えました。

「豊かな可能性を知る」つまり「枠をはずす」とか「視点を変える」ことだと思い、

「可能性に気付くコーチング」と言ってみました。


すると、「今は一部を除いて自己肯定感が低い人が多いので、

そのキャッチは有効ではない」という意見が。

「他責をやめて自責でいこう!」と呼びかけるのが最初じゃない?、とも。


ふ~、ムズカシイ・・・。


「自分がどのように伝えるつもりだったか」よりも

「相手にどのように伝わったか」がすべてなので、


思ったように伝わらないとしたら、

それは私の責任です。


だから、私はここに工房を作り、

いろいろと試行錯誤しています。



誰がどう言おうと、

ひとりひとりが

宇宙の広がりと深みを持っていると

私は考えています。


人の中にそういう宇宙がある、ということを前提に

コーチングしようと思います。


それにはまず、ひとりひとりに

「私は宇宙である」

と感じてもらうことからスタートです。


それには「宇宙」という言葉は使わないほうがいいのかも知れません。

たとえば千住博は「滝シリーズ」を描きながらその実、

表現したかったのは宇宙だといいます。


また、その昔、横山大観は

 「絵というものは、山水を描いても、花鳥を描いても、宇宙を描けなかったら芸術とはいえないよ」
 
と言ったらしいです。


そのように思っていたら、

「相手に宇宙を感じさせるトレーニング」の例を発見しました。(こちらです)



これらをどのように表現し、伝えるといいか只今思案中ですが、

私の中では「宇宙コーチ」というアイデアは

いつも中心軸として存在します。



写真は家に飾ってあるデューラーの「憂鬱」の複製。

描き込まれた情報量の多さと

「ふてくされる」大天使の様子がカワイイので

お気に入りです。




コーチングで一隅を照らす(私のホームページです)
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