2008年3月2日日曜日

モロゾフ・コーチはコーチではない?

ニコライ・モロゾフ コーチは
フィギュア・スケート界の金メダル請負人です。

荒川静香、高橋大輔、安藤美姫選手らに金メダルをもたらしました。

モロゾフ・コーチが指導している選手は世界中に20人。

いったい彼がどんなコーチをするのか、TVで見てみました。


4回転ジャンプを試み、転倒した安藤選手に
「ミキ、いろいろ考えちゃダメだ!」

「そうじゃなくって、こう、だ!」

―(私)おお、結構、指示・命令型の従来型のコーチだな。
   (コーチングのコーチは指示・命令はしない)

―(私)選手とコーチが目指しているものが一致しているから、効果があるのか?
    しかも、ゴールが金メダルだし。
 
 
 
―モロゾフ・コーチはどうですか?

高橋大輔「目の前で実際にやってみせてくれるところが自分にあってますね。」

村上(若手選手)「僕をオリンピックに連れて行く、って言ってくれます。」

―(私)しかも「黙ってオレに付いて来い」タイプ?


モロゾフ流のコーチは
いわゆる伝統的なコーチのイメージに近いと思います。



コーチングのコーチとは違います。

コーチングのコーチは、指示命令でなく、本人の気付きや、選択を重視します。

ゴールにたどり着くのは
「コーチが連れて来た」からではなく
「本人がそう望んだ」からなのです。


どちらも「コーチ」と呼ぶ。

はっきり言って、まぎらわしい。


コーチングの「コーチ」は
別の呼び方を考えたほうが、いいのでは?



コーチングで一隅を照らす(私のホームページです)
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