2008年3月3日月曜日

京都のおばさん力

京都のおばさんには、誰とでも世話ばなしをする能力があります。

停留所でバスを待っているとき、
突然話しかけられ、
それが、道を尋ねるのではなく
100%純粋な世間話だったので
引越しした当初は驚きました。


こういうことは20年の東京暮しでは
体験したことはありませんでした。


そう思ってよく観察していると、
私の母なんかも、
京都的おばさん力をよく発揮しています。

私にも素地はあるらしく、
すぐに「京都のおばさん力」を使えるようになりました。



でも、今日、目撃したケースは特に強力でした。



ファーストフード店で
京都のおばさんと若いカップルが話し込んでいました。

京都のおばさんはしっかりメイクに真っ赤のセーター。
カップルは男性が黒のライダーズスーツっぽい上下。
女性はパステルピンクのダウンコートにピンクのミニスカート
さらに、レースのフリルのついた黒ストッキング。

状況からすると、どうみてもおばさんとカップルは初対面。

学生カップルのようでしたが、その2人に向かって、京都のおばさんは
「結婚したら、いかに姑との関係が大変か」
について語っています。

そして、カップルはそれをとても丁寧に聞いています。
それは、ボディーランゲージにはっきり現れていて、
2人とも、身体を乗り出し、
赤いセーターのおばさんの方にしっかり向いているのです。

男性の方など
「骨粗しょう症とか、大変なんですよね~」
なんて、話を発展させていました。



「京都のおばさん力」というタイトルでこの項を始めたのですが

実は今日、感じ入ったのは、若いカップルの「受け止め力」の方。

黒のライダーズスーツにピンクのミニスカートのおふたり、のことですよ。


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