京都のおばさんには、誰とでも世話ばなしをする能力があります。
停留所でバスを待っているとき、
突然話しかけられ、
それが、道を尋ねるのではなく
100%純粋な世間話だったので
引越しした当初は驚きました。
こういうことは20年の東京暮しでは
体験したことはありませんでした。
そう思ってよく観察していると、
私の母なんかも、
京都的おばさん力をよく発揮しています。
私にも素地はあるらしく、
すぐに「京都のおばさん力」を使えるようになりました。
でも、今日、目撃したケースは特に強力でした。
ファーストフード店で
京都のおばさんと若いカップルが話し込んでいました。
京都のおばさんはしっかりメイクに真っ赤のセーター。
カップルは男性が黒のライダーズスーツっぽい上下。
女性はパステルピンクのダウンコートにピンクのミニスカート
さらに、レースのフリルのついた黒ストッキング。
状況からすると、どうみてもおばさんとカップルは初対面。
学生カップルのようでしたが、その2人に向かって、京都のおばさんは
「結婚したら、いかに姑との関係が大変か」
について語っています。
そして、カップルはそれをとても丁寧に聞いています。
それは、ボディーランゲージにはっきり現れていて、
2人とも、身体を乗り出し、
赤いセーターのおばさんの方にしっかり向いているのです。
男性の方など
「骨粗しょう症とか、大変なんですよね~」
なんて、話を発展させていました。
「京都のおばさん力」というタイトルでこの項を始めたのですが
実は今日、感じ入ったのは、若いカップルの「受け止め力」の方。
黒のライダーズスーツにピンクのミニスカートのおふたり、のことですよ。
コーチングで一隅を照らす(私のホームページです)
←応援ありがとうございます
2008年3月3日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿