京都に関する本が結構好きです。
特に、京都人の考え方とか
コミュニケーションのとり方とか。
京都人は、イケズとか
本心を言わない、ということになっていて、
それをわからずにうかつなことを言うと
イタイ目にあう、ということになっているらしいです。
私自身は京都人とは言えませんが、
父や、夫の血筋はみな京都人。
京都との付き合いは短くないはずです。
けれども、私の身近には、
「いわゆる京都人らしい」
やりとりをする人はいないように思います。
有名な「ぶぶ漬けでもどうどすかぁ~?」にしても、
私の周囲では「おおきに、ほな頂きます」と言いそうな人が多い。
念のため、保留にしていることもあって、
それは、もしかしたら、自分が京都流に対して
極端に鈍いか、もしくは気付かぬふりをしているだけかもしれない
と思っていることも、言い添えておきます。
さて、何故、そういう京都本を読まずにいられないかというと
もしかしたら、自分が気付かずに踏んでいる
「京都の地雷」
の正体を理解しておきたい、と思うからでしょう。
日本から海外に出ると、
日本の姿が良く見えるように、
京都から外にでると、
京都の姿が良く見えるようになります。
東京に住んでいた頃
「アンチぶぶ漬け派」
と信じていた自分が
ほかならぬ京都風コミュニケーションで
周囲の誤解を招いたことも。
もちろん、特にコーチングでは
決して「ぶぶ漬け語」は話しませんので
どうぞご安心を。
最後に、私が耳にした京風コミュニケーションで
「これは芸術だ!」
と思わずうなった会話を紹介します。
ABC、3人の女性が久しぶりに会う
Aはキャリアウーマンで未婚、BCは既婚。
B「Aさん、あんた不倫してるんやてな」
(京都人は、聞きにくいことをズバーッと聞くところがある)
A「・・・・(とっさに言葉が返せない)」
C「(Aさんへの援護射撃として)
独身でガンバっていると、
いろん~なこと、言われなアカンねんなぁ」
B「・・・・」
この「ん~」と強調するところがミソで、
この強調によって、暗に
「Bさん、根も葉もない、しょうもないこと、言わんときよし」
と言っていることになるのです。
さすが、Bさんも京都人なので、
何を言われたのか、すぐに理解したのです。
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2008年3月19日水曜日
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