2008年3月19日水曜日

京都の地雷

京都に関する本が結構好きです。

特に、京都人の考え方とか

コミュニケーションのとり方とか。


京都人は、イケズとか

本心を言わない、ということになっていて、

それをわからずにうかつなことを言うと

イタイ目にあう、ということになっているらしいです。


私自身は京都人とは言えませんが、

父や、夫の血筋はみな京都人。

京都との付き合いは短くないはずです。


けれども、私の身近には、

「いわゆる京都人らしい」

やりとりをする人はいないように思います。


有名な「ぶぶ漬けでもどうどすかぁ~?」にしても、

私の周囲では「おおきに、ほな頂きます」と言いそうな人が多い。


念のため、保留にしていることもあって、

それは、もしかしたら、自分が京都流に対して

極端に鈍いか、もしくは気付かぬふりをしているだけかもしれない

と思っていることも、言い添えておきます。



さて、何故、そういう京都本を読まずにいられないかというと

もしかしたら、自分が気付かずに踏んでいる

  「京都の地雷」

の正体を理解しておきたい、と思うからでしょう。


日本から海外に出ると、

日本の姿が良く見えるように、

京都から外にでると、

京都の姿が良く見えるようになります。


東京に住んでいた頃

「アンチぶぶ漬け派」

と信じていた自分が

ほかならぬ京都風コミュニケーションで

周囲の誤解を招いたことも。


もちろん、特にコーチングでは
 
決して「ぶぶ漬け語」は話しませんので

どうぞご安心を。


最後に、私が耳にした京風コミュニケーションで

「これは芸術だ!」

と思わずうなった会話を紹介します。

ABC、3人の女性が久しぶりに会う
Aはキャリアウーマンで未婚、BCは既婚。

B「Aさん、あんた不倫してるんやてな」
 (京都人は、聞きにくいことをズバーッと聞くところがある)
A「・・・・(とっさに言葉が返せない)」
C「(Aさんへの援護射撃として)
  独身でガンバっていると、
  いろん~なこと、言われなアカンねんなぁ」
B「・・・・」


この「ん~」と強調するところがミソで、
この強調によって、暗に
「Bさん、根も葉もない、しょうもないこと、言わんときよし」
と言っていることになるのです。
さすが、Bさんも京都人なので、
何を言われたのか、すぐに理解したのです。









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