20才になるかならないかの時の話です。
お正月のお節料理のうち、
きんとん作りは私の役でした。
きんとんは、サツマイモをゆでて裏ごししたものに
大量の砂糖を入れて練って作ります。
ある年の瀬、いつもなら、
裏ごしした芋に面白いほど溶ける砂糖が、
なかなか溶けません。
「おかしなこともあるものだ、
しかし、世の中不思議なこともあるというから、
こういうこともありうるか?」
と思いつつ、かなり練ってから、味見をしたら
この世のものとは思えないほど
塩辛かった。
要するに砂糖と塩を間違えたのです。
結局、200グラムのサツマイモと100グラムの塩を廃棄するという
胸痛むことをしたのでした。
今から思えば、
(いったい、何年前のことを思い出しているんや!)
廃棄するまでに何かが違うと感じたポイントはいくつかあったわけです。
1 この塩は、いつもの塩と違う
2 (砂糖は何回かに分けて入れるのですが)
これほど溶けにくいのはおかしい
おかしいと思った時点ですぐに
味見をしたらよかったのだな。
この話は、以前は単なる「失敗談」にしていたのだけど
今日は、別のことを念頭におきなら、比喩としても話ています。
そして、不思議なことに、その別のことについての視野が
すこし ひろがりました。
コーチングで一隅を照らす(私のホームページです)
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2008年3月25日火曜日
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