2人のデザイナー、
原研哉と阿部雅世の対談本
「なぜデザインなのか。」
という本をチビチビとなめるように読んでいます。
各所にピンク色の傍線と
パステルグリーンの付箋が貼られていきます。
原氏は「無印良品」のデザインが良く知られています。
阿部氏はこんな仕事をしています。
今日、感心したところは、
「イタリア人の手というのは頼まれた以上のものをつくる」
「それは日本人の手も同じ」
彼らは、両方ともいい職人だ。
しかし、
「イタリア人の手には脳みそが入っている」
英語もできない田舎のおじいちゃん・おばあちゃん職人が
「そこでしかできないオリジナルなものをつくり、
その魅力を見本市を通して
すごく上手にアピール」する。
どうして、それが可能だったか。
戦後イタリアではジオ・ポンティに代表されるデザイナー達が
デザインのメソッド(方法論)を編み出した。
後世の人々にとってもそのメソッドは驚きと新鮮さを失わず、
長くにわたって参照され、模倣された。
つまり、イタリアデザインのビジョンが示されたのである。
イタリア中の職人がそのビジョンを使って
オリジナルな製品をつくり、
それを世界に向かって説明した。
説明のプロでもあるんだな。
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2008年3月9日日曜日
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