2008年3月4日火曜日

昔話における「鬼」とは何か?

台所の用事をしながら
NHKラジオの番組を聴きました。


有名な昔話「桃太郎」は
単なるおとぎばなしではなく、
ある史実を元にしているのでは?
という説があるのだそう。

もし、史実なら、
桃太郎は誰で、
鬼は誰なのか?


桃太郎のモデルは、
現在の奈良県田原本町の第7代孝霊天皇の皇子、吉備津皇子(きびつのみこ)。



昔、吉備の国(現在の岡山県)に温羅(うら)という一族がいて、

「いろいろと悪事を働いて村人を困らせていた」

というより実際は、

「大和朝廷に対する 抵抗勢力だった」ので

天皇が温羅族の討伐軍として
吉備津皇子を送り込んだ、という話。


つまり

   桃太郎=吉備津皇子=大和朝廷軍

     鬼=温羅族=抵抗勢力
     
というわけなのですね。



なんで、「桃」かというと

吉備津皇子の出身地、奈良県田原本町が
桃の産地だったから。

岡山県が桃の産地になったのは明治以降らしいです。




大和朝廷軍との戦いで
負傷した温羅族の血が流れた、という伝説をもつ

「血吸川(ちすいがわ)」

なんて、物騒な名前の川が
岡山県に本当にあるのだそう。



当時の吉備の村人の
滅びた温羅族に対する

「惻隠(そくいん)の情」

が、地名として残ったと思えてならない。


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「鬼」とは何か?
いろいろな視点から考えることができるが、
たとえばえほんおじさんのぶろぐさんの意見も面白いです。




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