2008年3月20日木曜日

大審問官と自由とコーチングと

『カラマーゾフの兄弟』はいよいよ最初の佳境、

大審問官の章に入りました。

これは有名な箇所で

たとえば、松岡正剛氏の評論はとても参考になります。


大審問官とは中世ヨーロッパの異端審問官のことで、

小説では、中世のスペインに突如キリストが現れます。

大審問官は、そのキリストに対し、

「あんさんのやったことは、

 有難迷惑やったんちゃうかぁ?」
 
といって、キリストを捕らえてしまうという
 
過激な内容。


「あんさんは、人間に

 自由を与えはったけれど、
 
 人間は、自由を扱いかねて、
 
 結局それを、わてら教会の聖職者に預けよったんや。
 
 人間は、自由より
 
 食べもんとか、奇蹟とか、権威の方が、有難いねんて。
 
 自由は、しんどい、ゆうてなぁ」
 
 
 
自由な人は、

自分で考え、行動を選択し、その結果の責任は自分で負います。


それを「苦しい」と思うか

「解放」と思うか


少なくともコーチングでは、それは「解放」です。


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